kkamegawa's weblog

Visual Studio,TFS,ALM,VSTS,DevOps関係のことについていろいろと書いていきます。Google Analyticsで解析を行っています

Azure 用Windows 日本語版コミュニティイメージを公開する

qiita.com

いささかずるいですが😅、内容がDevOpsに近いということで。Azure Compute Galleryに全世界誰でも使えるコミュニティイメージを提供する機能が追加されました(2022/12/1現在プレビュー)。これでやってみたかったのが、「日本語Windowsイメージを作って共有する」です。Azureなどのイメージを日本語化する記事はそれこそたくさんあるのですが、もうめんどくさいですよね。

learn.microsoft.com

プレビュー申請すればだれでも使えます。イメージ生成する料金(ビルド用VM)はかかりますが、コミュニティイメージの保持やトラフィックは無料です。使用方法はWindowsのVMイメージ選ぶ際に「コミュニティイメージ」を選択して、発行元(Publisher)でkkamegawaをキーにして検索してください。

こんな感じで一つだけ出てきます。今は日本語イメージのプレビューテストということで制限がいくつかあります。解決方法知っている人がいたら教えてください。

イメージの制限

  • ログインしてもMS IMEが追加されていません。設定から追加してください。

リリースの制限

  • バージョン番号はプレビュー中なのでちょっと適当です(自動生成)。
  • 毎月パッチがリリースされた後イメージを更新します。
  • Japan Eastのみで提供しているのでJapan East以外でこのイメージを使ったVMは作れません(Azure Compute Galleryの制限)。ほかのリージョンも希望があれば複製します。
  • Gen 1イメージかつWindows Server 2019のみです。Windows Server 2022(Azure Edition)やGen 2イメージはそのうち
  • インストールされているのは.NET Framework 4.8のみです。ほかのソフトも多くの人の需要があり(Azure CLI/PowerShell Coreなど)、ライセンス上問題がない(Visual Studioなどは不可)ものだけインストールします。

実際に使っているAzure Image Builderのソースも公開しています。

github.com

追加してほしいもの、small disk版が欲しいなどがあればGitHubのissueに書いてください。MS IMEを追加した状態で起動するPRもお待ちしています。

残念ながらAzure Pipelinesではhosted agentの制限時間(60分)を超えてしまうため、self hostを用意しなくてはならないので、CIはそのうち…。ということで、DevOpsネタに関連付けます😅。

Azure DevOps オンライン Vol.7開催とフォローアップ

tfsug.connpass.com

YouTubeおよび、Teamsで参加していただいた皆様ありがとうございました。また次回も近いうちに開催しようと思いますのでその時はよろしくお願いいたします。

speakerdeck.com

speakerdeck.com


www.youtube.com

当日の資料と動画です。ゲストとしてしゃべっていただいた森さん、石川さんありがとうございました!

Test Plansは有料でそれなりのお値段がするのですが、管理するには便利なので、トライアルでぜひ試してみてください。Azureのサブスクリプション紐づけていたらそちらから払うことも可能ですし、VS Enterprise Subscriptionを使っている方は得点に付属しています。ぜひ使ってみてください。

「うちでやっているAzure DevOps / GitHub」とか、「もうちょっといい活用はないのかなぁ」と悩んでいる方向けの相談みたいなセッションはいつでも歓迎ですので、お待ちしています。

Azure DevOps 2022/11/2の更新

宣伝

今年もAzure DevOpsアドベントカレンダーを立てました。お気軽にご参加ください

qiita.com

本題

Azure DevOps Sprint 212リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

learn.microsoft.com

今回は久しぶりにがっつりしたというか、ちゃんとしたというか、使い出のある機能強化が多いですね。

そうそう、WorkItemのリンク種別変更大変だったんですよ!細かいところが改善されていくのはいいことです。一時的なWIQLクエリ作って投げる拡張機能があったんですね、それが問題になるからということで専用のエンドポイント作ったと。

私はゴミ箱に入ったタスクの一括削除しないですが(ほとんど放置)削除したい人向けの一括削除APIがプライベートプレビューで開始されるそうです。興味ある人は書かれているメール(いつものdanさん)でリクエストをどうぞ。organization名は必要です。

PipelinesのTemplateでブランチを動的に参照できる機能!これはうれしい。コンテナリソースもですが、別レポジトリにテンプレートやパイプライン本体を置いている場合、ブランチ単位で分けるのは大変だったのですが、templateの式で動的に変わるのであれば助かります。

ただし、事前に決まっている値でなくてはならず、UIから指定するパラメータは参照してくれないのでそこは注意点ですね。

あ、確かに承認(approvals)で誰が渡河、別の人をアサインしたとか記録残ってなかったんですよね。これは困っていた点なので、記録されるようになったのはいいことです。

タスクのライブラリでMicrosoft-hostedなのか、self-hostedなのか判断する機能が追加されたのもうれしいですね。独自のライブラリを使っていて、self-hostであった場合に例えばオンプレミスのネットワークへアクセスするとかできるようになります。エージェントが2.212.0以降でないとつかえないようなので、使うときはエージェントのバージョンアップも忘れずに。

年末に向けてちょっと機能強化が増えてうれしいです。ではまた三週間後。

translate to Japanese to Azure DevOps release not…

ARM 64 Windows開発機がやってきた

あけたところ。11/1に届きました。99円で申し込んだ人のキャンセル分が出てきた感じです。あまりほしい人がいないのか現時点で注文できるようです。売っていない国では「俺のところにもはやく~」という声をちらほら聴きます。

付属品と一緒に。本体と比べてアダプターが大きい。

Windows 開発キット 2023 を購入 Arm アプリ開発者向けデスクトップ PC - Microsoft Store

円安じゃなければなーという感じですが、それでもこの価格でこのスペックならかなり十分というか、普段使いできますね。というか、このエントリーもArm開発キットからやっているのですが、普段のPCと全く変わりません。ちゃんとやるならストレージが不足するのかもしれませんが、今のところ気にならないです。

Program Files / Program Files(x86) / Program Files(Arm)と並んでいるのはシュールというか。

まだVSといくつかのツールを入れただけですが、100GB程度消費しただけですね。なんというか、ストレージの容量足りるならば、これで全く問題ないです。ベータ版であろうとARM64対応しているバイナリーを優先的に入れています。これ本体が軽いので、モバイルモニターさえ何とかすれば、持ち運べますね。

ARM64があるもの

ARM64がなくて困っているもの

DockerはWSL2側でも動くので、最悪WSL2でやればいいだけなのですが。Helloのある生活に慣れきってしまっていたので、久しぶりにAzure ADのサインインをパスワードでやってしまったのが、こんなにつらいと久しぶりに思い出しました*1。YubiKeyでも買おうかな。

posh-gitはARM64版の Git for Windowsに現時点で対応していないようで、起動時にWARNING: You appear to have an unsupported Git distribution; setting $GitPromptSettings.AnsiConsole = $false. posh-git recommends Git for Windows.という警告が出ます。ソースをサクッとみて…と。

*1:おおげさ。会社の端末では毎日10回くらいパスワード入れている