kkamegawa's weblog

Visual Studio,TFS,ALM,VSTS,DevOps関係のことについていろいろと書いていきます。Google Analyticsで解析を行っています

Azure DevOps 2024/9/4の更新

Azure DevOps Sprint 244リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

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今回はなんといっても廃止されるタスクの移行がホットです。今までずるずると重複して用意されていたタスクに大ナタを振るうようです。使っている人は移行しましょう。廃止されたサービスに依存していたものや単純なバージョンアップで済むものはともかくMysqlDeploymentOnMachineGroup@1のようにオンプレミスのVMに依存していたサービスはちょっと難しいですね。

GitHub Advanced Security for Azure DevOpsのREST APIですべてのブランチの状況が分かるようになるのはありがたいですね。ブランチごとの状況の視覚化とかできたら便利そうです。

ようやくAzure ReposにGit Submoduleの参照UIが追加されました。使っている人は便利かなと思います。私はあまりGit Submodule使わないですが…。Azure DevOpsにはいくつかハードリミットが設定されており(例えば、5000チームなど)、それを超えるかどうかわかるようにorganization settingsのところにグラフが表示されるのは便利ですね。これAPIでチェックできたらいいんですが…できるかな?

今週は量は多かったけど、内容はそれほどでもなかったかな?ではまた三週間後。

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Azure Log Analytics AgentからAzure Monitor Agentへの移行に苦労した話

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jpazmon-integ.github.io

2024/8/31までです。移行終わりました?私は大変苦労しました。自分の検証環境なので、同じデータが取得できているかという検証なしで都合一週間くらいあれこれやっていました。Azure ArcにオンボードしているオンプレミスPCとVMのうち、Log Analytics Agent時代から入れていた二台がどうしても消しても消しても復活して困っていました。8/31までのメモというか、移行で忘れている人がいないか書いておきます。

移行✅

Azure MonitorのWorkbookにある、AMA Migration Helperで見ればわかります。

Both Agentが1以上であったら移行漏れ。Migration StatusがIn Progressになって水色のバーと緑のバーが混在しています。度のエージェントが残っているかはLog Analytics Workspacesを見ればいいです。

実際に苦労した話を…

Automation Update Managementからの移行

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オンボードしていればまずこれ。しかし、後述のAutomanageから削除しておけないと何回でも復活します…。方法はドキュメントの通りで、Automationアカウント使って移行処理やればまず失敗はしないはずです。

Azure Automanage

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こいつに気づいてなくて大変苦労しました。最後の最後まで苦労しましたが、Activity Logみて、Automanage使ってプロファイル割り当てていることをすっかり忘れていたのを思い出しました。Automanageのベストプラクティスで更新履歴、AntiMalware, Log Analytics Workspacesを付けていたのです。

今後使うかどうかはともかく、とりあえずオフボードして、Log AnalyticsからLegacy Solution、VMから明示的に自動更新Noの拡張機能を削除したら移行終わりました…疲れた。

Sentinelのコンテンツパック

Sentinelに入れていたWindows DNSのLegacyパックも消しました。

おわりに

サポートにたくさん来ているそうですが、この辺もチェックしてみてください。あと、Automanage以外はAzureポータルのCopilotが教えてくれました。Log Analytics Workspaceに入るログの量もちゃんとエージェントが消えた分減りました。

Biglobe SIMを使ってWindows 11の携帯電話ネットワークに接続する

BiglobeのSIMを使ってWindows 11 (10.0.26120.1330。Dev Channel)のセルラーネットワークをつなごうとして苦労したので記録。重要なポイントは以下です。

APNを作るとき必ず「インターネットおよびアタッチ」を選び、「このプロファイルを適用する」にチェック(既定) 。これはAPN作成時しかできません。APN作成後、PCを再起動しましょう。

するとこんな風にプロファイルが「アタッチAPN」にも表示されます。APNが「適用済み」になっていればいいはずです。これで接続することはできるのですが、「インターネット接続なし」の状態になってしまいました。かなり長い間四苦八苦していたのですが、ネットワークのプロパティを見ていたら…。

IPアドレス構成が手動になっていました。ここを自動に変更するとちゃんとつながりました。もしかしたら再接続したらIPアドレスが変更されるのかもしれませんが、トラブル時はここを変えればいいのかな。これタスクマネージャーで切断時のイベントで更新するようにスクリプト作ればいいのかな。

Azure DevOps 2024/8/13の更新

Azure DevOps Sprint 243リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

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すでに公式アナウンスはありますが、Managed DevOps Poolのパブリックプレビューが始まりました。書かれているように、今までプールの管理はなかなか工数をとる仕事だったのですが、大部分のケースで必要なくなるでしょう。VMSSエージェントを使って管理されている方には特におすすめです。ぜひ試してみてください。

少し遅れたものの、C#とJavaプロジェクトにおいて、ビルドなしで静的解析がサポートされました。ビルドはかなり時間がかかるものでもあるのでこれはうれしいですね。

セキュリティの都合で、パイプラインの作成を保護できるCreate build pipeline が追加されたのはセキュリティ重要なところでは便利です。大体テンプレートにして、レポジトリ参照すれば必要ないものではありますが、そうもいかないケースがあるでしょう。

以前もExclusive Lockについて書いたことありますが、Azureリソースはデプロイ時にリソースロックがかかるので、どうしても排他制御は必要でした。ハンズオンみたいに一つのサブスクリプションに複数のユーザーが同じ種類のリソースをデプロイしようとしたときに問題になっていたと思います。

デプロイはロックしてもビルドはロックしなくていい、というケースでは役に立つ機能だと思います。

YAMLパイプラインの特定のステージだけ手動で実施したいというケースはままありました。通常は承認ゲートで対応していたと思いますが、例えばパイプライン実行時に前のステージの結果を見てパラメータを変えたいみたいなケースでは対応できませんでした。そんなケースでこのスプリントで追加された手動でステージ実行する機能を使えばいいかなと思います。

ついこの前までNode 16への移行してくれと言っていたと記憶していますが、もうタスクでNode 20が 使えるようになったそうです。タスク作成者は移行しましょう。

今回はManaged DevOps Poolはじめ大物が多かったですが、 次回もいい機能追加があるといいな。ではまた三週間後。 b

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