kkamegawa's weblog

Visual Studio,TFS,ALM,VSTS,DevOps関係のことについていろいろと書いていきます。Google Analyticsで解析を行っています

Azure DevOps 2024/3/27の更新

Azure DevOps Sprint 236リリースの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

learn.microsoft.com

内容がないよう…のわりに時間かかってしまいました。今までPATの最長ポリシーを超えたPATをAPIで作った場合、エラーになっていたのですがこれをポリシーで許可される最長期間に丸めるそうです。例えば自動で作る場合「1年間」とか作っても組織が180日としていれば180日までのPATになると。

これでうれしいのは組織のポリシー変えます!と言われた場合、通常はPAT発行するコード(もしくは外部変数)と自動発行するタイミングの二か所変えなくてはならなかったのが、自動発行するタイミングのみの調整で済むということです。ちょっとした差ですが、いいことです。

Azure BlobへのアクセスをSASトークン禁止にしている場合、AzureFileCopy@5タスクではどうにもならなかったのですが、@6タスクを使うことでRBACを参照するのでService Connectionの権限を使ってくれます。もちろんWorkload Identityもサポートしているので、早めに移行しましょう。SASトークン作ってーとかやるとめんどくさいですしね。

Azure Pipelinesのリソースアラートが見やすくなります。これでSelf-Hosted Runnerに移行する、もしくはSelf-Hosted RunnerのSKUを更新するなどの判断がしやすくなります。

ではまた三週間後。

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Azure DevOps 2024/2/29の更新

ちょっとバタバタしてて遅れましたが、Azure DevOps Sprint 235リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらをご覧ください。

learn.microsoft.com

今回は久しぶりにAzure Test Plansに更新が入りましたね。もう強化しないものだと思っていましたが、一安心です。UIの機能強化は助かります。あと、Test Runnerも更新されているので、更新を促されたら忘れずに。

SSHのRSAも廃止されます。2021年リリースのOpenSSH 8.8ですでに廃止されているはずなので、使うことはないでしょう、たぶん。

Azure Pipelinesで特定のステージだけ再実行できるのは時短が助かりますね。GitHubとの連携強化も使っている人(たぶんMicrosoftが最大顧客でしょうけど)にも助かると思います。申し込んでみてください。

ではまた三週間後。

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Azure DevOps 2024/2/9の更新

Azure DevOps Sprint 234リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

learn.microsoft.com

ここ4-5スプリントくらい細かい強化ばかりでしたが一気にいろんな更新が来たというか、ほぼ全部の機能に新機能が入っていますね。そして、GitHub Advanced Security for Azure DevOps(GHAzDo)がファーストクラスの機能の一つになりましたね。めちゃくちゃ強化されています。まだまだ強化されているようなので、今後楽しみです。

Azure DevOpsのメニューにいまだにalternative credentialがあって、使えなくなったのかなと思ったらまだ使えていたんですね。使っている人はやめましょう。

node6ベースのタスクが使えなくなります。未使用を強制させる方法もあるので、試してください。

GHAzDoがまたいろいろ強化されていますね。APIの強化、スニペッド、アラートの強化などなど盛りだくさんですね。

GitHubとの連携でPRやcommitの直接関連付け機能のプレビューは非常に便利ですね。これは申し込んでみたい。

Workload Identity Federationの一般提供開始は素晴らしい。これからService Principalを使うことはなくなっていくのでしょう。移行は計画的に。

Azure Pipelinesでデバッグを有効にすると使用メモリとディスク容量が表示されるのはありがたかったのですが、必ずデバッグ有効にしないといけないとか、ログと一緒に出るとか少しわかりづらかったのですが、こうやって出るとありがたいですね。

承認の強化もいいですね。シーケンス機能は便利ですね。順不同だと困るケースがあると思いますので、助かりますね。

YAMLパイプラインの検証機能は助かりますね。今まで保存→実行→失敗で涙をのんだことが多かったので、保存時の検証はありがたい。

npm auditをパイプライン中に実行できるのはよさそうです。

ちょっとたくさんすぎてまとめられないですが、魅力的な更新になっているので、試してみてください。ではまた三週間後。

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Azure DevOpsのGitのマージ方法を強制する

qiita.com

ちょっとわかりにくいのですが、ユーザーに使わせたいマージ方法を指定するにはpull requestのマニュアルのそのリンクにあるBranch Policyから設定します。

confluence.atlassian.com

BitBucketだとこのへん組み合わせた設定があるのは柔軟だなと思います。

Azure Reposの場合、Project SettingsにあるRepositoryからBranch Policyの中にある指定したいブランチを選びます。

マージポリシーを選択します。この辺はpull requestの設定ではなく「そのブランチに対してどういう保護をするか」という考えなので、個別のブランチに対する設定になっているようです。スクリーンショットはクラウドサービスですが、オンプレミスのAzure DevOps Serverでも可能です。クラウドサービスと同じ4種類選べるのはAzure DevOps Server 2020以降です。2019まではno-fast-fowardsquashのみです。

learn.microsoft.com