kkamegawa's weblog

Visual Studio,TFS,ALM,VSTS,DevOps関係のことについていろいろと書いていきます。Google Analyticsで解析を行っています

Azure DevOps オンライン Vol.7開催とフォローアップ

tfsug.connpass.com

YouTubeおよび、Teamsで参加していただいた皆様ありがとうございました。また次回も近いうちに開催しようと思いますのでその時はよろしくお願いいたします。

speakerdeck.com

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当日の資料と動画です。ゲストとしてしゃべっていただいた森さん、石川さんありがとうございました!

Test Plansは有料でそれなりのお値段がするのですが、管理するには便利なので、トライアルでぜひ試してみてください。Azureのサブスクリプション紐づけていたらそちらから払うことも可能ですし、VS Enterprise Subscriptionを使っている方は得点に付属しています。ぜひ使ってみてください。

「うちでやっているAzure DevOps / GitHub」とか、「もうちょっといい活用はないのかなぁ」と悩んでいる方向けの相談みたいなセッションはいつでも歓迎ですので、お待ちしています。

Azure DevOps 2022/11/2の更新

宣伝

今年もAzure DevOpsアドベントカレンダーを立てました。お気軽にご参加ください

qiita.com

本題

Azure DevOps Sprint 212リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

learn.microsoft.com

今回は久しぶりにがっつりしたというか、ちゃんとしたというか、使い出のある機能強化が多いですね。

そうそう、WorkItemのリンク種別変更大変だったんですよ!細かいところが改善されていくのはいいことです。一時的なWIQLクエリ作って投げる拡張機能があったんですね、それが問題になるからということで専用のエンドポイント作ったと。

私はゴミ箱に入ったタスクの一括削除しないですが(ほとんど放置)削除したい人向けの一括削除APIがプライベートプレビューで開始されるそうです。興味ある人は書かれているメール(いつものdanさん)でリクエストをどうぞ。organization名は必要です。

PipelinesのTemplateでブランチを動的に参照できる機能!これはうれしい。コンテナリソースもですが、別レポジトリにテンプレートやパイプライン本体を置いている場合、ブランチ単位で分けるのは大変だったのですが、templateの式で動的に変わるのであれば助かります。

ただし、事前に決まっている値でなくてはならず、UIから指定するパラメータは参照してくれないのでそこは注意点ですね。

あ、確かに承認(approvals)で誰が渡河、別の人をアサインしたとか記録残ってなかったんですよね。これは困っていた点なので、記録されるようになったのはいいことです。

タスクのライブラリでMicrosoft-hostedなのか、self-hostedなのか判断する機能が追加されたのもうれしいですね。独自のライブラリを使っていて、self-hostであった場合に例えばオンプレミスのネットワークへアクセスするとかできるようになります。エージェントが2.212.0以降でないとつかえないようなので、使うときはエージェントのバージョンアップも忘れずに。

年末に向けてちょっと機能強化が増えてうれしいです。ではまた三週間後。

translate to Japanese to Azure DevOps release not…

ARM 64 Windows開発機がやってきた

あけたところ。11/1に届きました。99円で申し込んだ人のキャンセル分が出てきた感じです。あまりほしい人がいないのか現時点で注文できるようです。売っていない国では「俺のところにもはやく~」という声をちらほら聴きます。

付属品と一緒に。本体と比べてアダプターが大きい。

Windows 開発キット 2023 を購入 Arm アプリ開発者向けデスクトップ PC - Microsoft Store

円安じゃなければなーという感じですが、それでもこの価格でこのスペックならかなり十分というか、普段使いできますね。というか、このエントリーもArm開発キットからやっているのですが、普段のPCと全く変わりません。ちゃんとやるならストレージが不足するのかもしれませんが、今のところ気にならないです。

Program Files / Program Files(x86) / Program Files(Arm)と並んでいるのはシュールというか。

まだVSといくつかのツールを入れただけですが、100GB程度消費しただけですね。なんというか、ストレージの容量足りるならば、これで全く問題ないです。ベータ版であろうとARM64対応しているバイナリーを優先的に入れています。これ本体が軽いので、モバイルモニターさえ何とかすれば、持ち運べますね。

ARM64があるもの

ARM64がなくて困っているもの

DockerはWSL2側でも動くので、最悪WSL2でやればいいだけなのですが。Helloのある生活に慣れきってしまっていたので、久しぶりにAzure ADのサインインをパスワードでやってしまったのが、こんなにつらいと久しぶりに思い出しました*1。YubiKeyでも買おうかな。

posh-gitはARM64版の Git for Windowsに現時点で対応していないようで、起動時にWARNING: You appear to have an unsupported Git distribution; setting $GitPromptSettings.AnsiConsole = $false. posh-git recommends Git for Windows.という警告が出ます。ソースをサクッとみて…と。

*1:おおげさ。会社の端末では毎日10回くらいパスワード入れている

ALGYANでAzure DevOpsとGitHubのお話してきました

algyan.connpass.com

お誘いをいただいて、エッジ関係を扱うコミュニティALGYANで「どっちを選ぶ?Azure DevOpsとGitHub」というお題でお話してきました。資料はこちらで公開しています。

speakerdeck.com

Twitterからいただいた質問でYouTubeの最後でも触れたのですが、「じゃあ最初はどっち使えばいいの?」ということです。個人的にはエンジニアの学習として始めるならGitHubをお勧めしています。

  • Azure DevOpsは初期設定が結構大変(GitHub Enterprise Cloud相当の設定をしないといけない)
  • GitHubはシンプルにまとまっているので、リポジトリ一つから始めるときはやりやすい
  • IdPとしても使えるところが多いGitHubアカウントを持っておいて損はない
  • GitHubは標準的な地位にいるので、基礎教養として

ただ、お仕事で使うとなると話はちょっと変わってきて、開発者向けの機能以外でも気にしなければいけないところはいっぱいあって、そこからGitHub Enterprise(Cloud / Server) とかAzure DevOps (Service / Server)とか、GitLabとかBitbucketとか選択していくことになるのかなと思います。

〇×表ではないのですが、譲れるところ、機能はないけど、外付けで何とかできそうなところ、そういったあたりで判断していただければいいんじゃないのかなと思います。

ある程度の集団になって、コードは見なくてもいい人が多くて、複数レポジトリを扱って、横断的にみて、Azure ADでセキュリティ管理しているならAzure DevOps便利だと思うんですけどね。

実は私もGitHubへ将来的に統合されると思っていたのですが、Igniteの発表で「エンタープライズからのクレーム大きかったんだな」と思いました😅。確かにAdvanced SecurityがあるというのはGitHubの大きな利点で、ほしいなぁと思っていたのです。