Azure DevOps Sprint 243リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。
すでに公式アナウンスはありますが、Managed DevOps Poolのパブリックプレビューが始まりました。書かれているように、今までプールの管理はなかなか工数をとる仕事だったのですが、大部分のケースで必要なくなるでしょう。VMSSエージェントを使って管理されている方には特におすすめです。ぜひ試してみてください。
少し遅れたものの、C#とJavaプロジェクトにおいて、ビルドなしで静的解析がサポートされました。ビルドはかなり時間がかかるものでもあるのでこれはうれしいですね。
セキュリティの都合で、パイプラインの作成を保護できるCreate build pipeline
が追加されたのはセキュリティ重要なところでは便利です。大体テンプレートにして、レポジトリ参照すれば必要ないものではありますが、そうもいかないケースがあるでしょう。
以前もExclusive Lockについて書いたことありますが、Azureリソースはデプロイ時にリソースロックがかかるので、どうしても排他制御は必要でした。ハンズオンみたいに一つのサブスクリプションに複数のユーザーが同じ種類のリソースをデプロイしようとしたときに問題になっていたと思います。
デプロイはロックしてもビルドはロックしなくていい、というケースでは役に立つ機能だと思います。
YAMLパイプラインの特定のステージだけ手動で実施したいというケースはままありました。通常は承認ゲートで対応していたと思いますが、例えばパイプライン実行時に前のステージの結果を見てパラメータを変えたいみたいなケースでは対応できませんでした。そんなケースでこのスプリントで追加された手動でステージ実行する機能を使えばいいかなと思います。
ついこの前までNode 16への移行してくれと言っていたと記憶していますが、もうタスクでNode 20が 使えるようになったそうです。タスク作成者は移行しましょう。
今回はManaged DevOps Poolはじめ大物が多かったですが、 次回もいい機能追加があるといいな。ではまた三週間後。 b