Azure DevOps Sprint 230リリースノートの翻訳を行いました。多分次のSprint 231が今年最後になるんじゃないかなと思います。オリジナルはこちらからご覧ください。
Web SDKが更新されるそうです。Webベースの拡張機能を提供している人は要対応ですね。拡張機能といえば、ビルドタスクはnode.js 16を前提にしていますが、OpenSSLの都合でEOLが前倒しされて、今後はNode 20を前提にするようです。Node 20になったらArm版でも動きそうです。
タスクといえば結構廃止されるタスクも多いので、気を付けましょう。IISWebAppDeployment
とかDotNetCoreInstallerV1
、SqlServerDacpacDeploymentV1
あたりは使っている人いるかもしれませんね。2024/1/31までなので急ぎましょう。
AzureRmWebAppDeployment
タスクがEntraに対応したそうです。ただし、Windows Server 2022のホストイメージじゃないとだめだそうです。気を付けてください。
承認関係も強化されました。通常リリースは適切なワークフローを回す必要がありますが、そうもいかない場合もままあります。夜間の緊急のセキュリティ修正とか、インフラ系の変更への追従などです。そういう時に回避するのがバイパス機能です。誰でもできるわけではなくて、チェックを定義した管理者のみです。
テンプレート機能は必須のチェックを強制するために便利な機能ですが、今までGitHub, Azure Repos, BitbucketだけでしたがGitHub Enterprise Serverも含まれるそうです。便利な機能なのでぜひ使ってください。
同じく承認でAzure Functionsを使って、デプロイ先がデプロイ可能かどうかチェックする(sanity checkというそうです)機能を実装することがありますが、チェック時だめでももう一度再実行できるようにんあるそうです。これはいいですね。
GitHubのissueとの連携もより信頼性高くなるそうで、使っている人はぜひプライベートプレビュー申し込んでみましょう。
今回も信頼性とかメンテナンス系が多いですが次回もお楽しみに。ではまた三週間後。