Sprint 189が出ないなぁと思っていたらなぜかスキップされてSprint 190がリリースされました。オリジナルはこちらから読んでください。
Boardsはバグ修正だけのようですが、Pipelinesはいくつか重要な仕様変更や機能追加がありますね。排他的ロックチェックに新しく追加されたsequential
オプションはupstreamとhotfixを別にリリースするような場合、environementに排他チェックをしていると現在は最新のリリースのみ実行されていました。累積的になっている場合はいいのですが、hotfixだけリリースすると累積的になっていないので古いパッチがリリースされず困るケースがあります。そういう時に「順番にすべてのパッチをデプロイしたい」場合に便利ですね。
Ubuntuエージェントの.NET Coreインストールポリシーが変更されましたがWindowsとmacOSも同じポリシーになります。.NET Core SDKの3桁目のマイナーバージョンの先頭桁は機能バージョンとなっており、最新の機能バージョンのみインストールされることになったそうです。9/6からこの仕様変更をうけるので、global.json
に"rollForward": "patch"
が指定されていない場合、9/6以降ビルドが失敗する可能性がありますので気を付けてください。
PublishBuildArtifacts
とDownloadBuildArtifacts
はすでに非推奨タスクになっていると思いますが、まだ使っている人は早めに移行しましょう。特にself-hostedのエージェントを使っていて、ネットワーク的にエージェントの自動更新ができないような環境ではアーティファクトのダウンロードで失敗することがあります。TLSハンドシェイクのエラーなどでアーティファクトのダウンロードが失敗するような場合はタスクの移行とエージェントの更新を行ってください。
また次6週間後にならないといいですね。ではまた3週間後。