Azure DevOps Servicesのライセンスに一部変更があります。変更は本日から、支払い体系の変更は6/1から。ちょっとわかりづらいところがあると思いますので、多少個人的な推測を交えて補足しながら紹介します。
Azure Artifactsが容量課金モデルへ
今までAzure Artifactsはライセンスを購入すれば(もしくはVS Enterprise Subscriptionであれば)無制限で使えました。それがGB課金になるかわりに、全員使えるようになります。
- 2GBまで無料(organization単位)
- それ以降はGBごとに$2から$0.25で課金(容量が多くなれば安くなるはず)
確かArtifactsには圧縮と重複排除がかかっているので、 ファイルサイズ=容量とはならなかったように記憶しています。今どのくらい使っているか、という情報に関してはBillingのページで見えます。
私の使っているorgにはまだ展開されていないようで、このUIは確認できていません。おそらく料金がかわる6/1まで、次のSprint 152リリースに含まれるのでしょうか。
注意点として、debug symbolサーバーもArtifactsを使っているはずです。
もともとArtifactsには古いバージョンを自動削除する機能がありますので、これからはうまく使っていきたいところですね。
Basicライセンスは6人目以降常に$6
以前はいろんな価格の計算が合ってややこしかったBasicライセンスが変更され、6人目以降はどういう手段でも$6/userになりました。わかりやすいです。
これはオンプレミスのAzure DevOps Server 2019にも適用されます。
Azure ArtifactsがオンプレミスのBasicにも提供
ということです。多分今公開されているAzure DevOps Server 2019.1が正式版になるときには変わるんでしょう。
Basic + Test Plansライセンスの提供開始
Azure DevOps ServicesとAzure DevOps Server 2019に$52/月でBasic + Test Plansというライセンス体系が提供されます。今までは別々に買っていましたが、一つになってお安く提供という感じですね。
既存のユーザーは6/1から移行されるそうです。
一つのライセンスで複数のorganizationsが有効に
以前はサブスクリプション単位での課金になっていて、複数のorganizationsに所属していると料金が二重、三重にかかっていましたが、ユーザー課金になるのでお安くなるケースが多いはずです。これは6月下旬から。
ライセンスは割り当てたタイミングで
今まではユーザー数を購入するとその時点で課金がかかっていましたが、割り当てたタイミングでお金がかかるようになります。これも6月下旬から。