kkamegawa's weblog

Visual Studio,TFS,ALM,VSTS,DevOps関係のことについていろいろと書いていきます。Google Analyticsで解析を行っています

Azure DevOps 2022/2/11の更新

Azure DevOps Sprint 199リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらから読んでください。

docs.microsoft.com

今回も簡単な内容でしたけど、とうとうSprint 199まできましたね。次が200ですけど、この分だと大きいものもなくひっそり終わりそうな気もしますが、どうなるんでしょう?

パスワード反映が早くなったことで一時的に401が出るので、再認証しないといけないとかエージェントが.NET 6へ移行するためにRHEL 6がサポートされなくなるとか細かい内容でしたが次回のSprint 200をちょっとだけ楽しみにしたいと思います。

ではまた三週間後。

Translate to Japanese to Azure DevOps release not…

PCを乗り換えた

こちらの記事の続きです。まぁまぁ移行できたので。

kkamegawa.hatenablog.jp

前のPCではオンプレミスのActive Directoryドメインに参加していました。これはこれで便利だったのですが今は色々困ることが多くなっていました。

前提 - Edge Devをデフォルトブラウザーにしていて、MSアカウント(個人)のプロファイルを使っていた - Microsoft 365はAzure ADアカウントで使っていて、Edge Stableのプロファイルにしていた - オンプレミスADはAzure ADとSSOしていない

あらゆるアカウントはEdge DevのMSアカウントプロファイルに保存していたので、たまにAzure ADプロファイルから開くときとかたまに困っていました。そこで今回はオンプレミスAD参加ではなく、Azure AD Joinにして、オンプレミスのADには繋がないことにしました。もうあまりオンプレミスに置かなくなったし、Surface Goで試してみたらまぁまぁ上手くいっていたし。

IntuneでMicrosoft 365の設定をしているので、OOBE(セットアップ画面)でAzure ADアカウントを指定すると以上終了ですね。Officeや設定した項目がインストールされます。もちろん設定は大変です(数台だとちょっと割に合わないかも😅)。

  • Edge Stableは従来通りAzure ADアカウントでデフォルトブラウザー
  • Edge DevはMSアカウントを使うけど、デフォルトではない
  • 今度はOneDrive for Businessのフォルダーリダイレクトを使ってDocuments/Desktop/Pictureをクラウド上に配置

これでまぁまぁ上手くいくように思います。オンプレミスADとSSOしていないこともあって、ネットワークプロファイルがパブリックのままになっているので、デスクトップではいいけど、開発で持ち出すノートだとサービス系のソフトが動いていると変なinboundつかんでしまうのが怖いのが少し悩みの種かもしれません。

今までOneDriveにDocumentsフォルダーを配置するのはどうも好きではなかったのですが、まぁこのご時世だしやらずにどうというのもあれかなと思って、フォルダーリダイレクト設定することにしました。正直デスクトップまでリダイレクトかけるのはどうかと思ったのですが、会社でも多いと思いますがデスクトップ上にドキュメントファイル置く人多いからしょうがないんでしょうかね。ちなみに私はデスクトップ上にドキュメントファイルを一時的であっても一切置きません。

最初はBluetoothの接続悪いなー初期不良かなーと思っていたのですが、アンテナ立てていないだけでしたorz。あれてっきりWiFi用だと思っていたのですが、マニュアルよく見るとBluetooth用って書いていました。アンテナ繋げると普通に接続できるようになったみたいです。

Intuneの設定で少し複雑なPINにしているので、毎回入力するのが面倒になってきました。Windows Hello対応のWebカム買おうかどうしようか迷っています。今のWindows 10/11は複数カメラからHello用のカメラを指定できるようになっているので、2台カメラあってもいいかな。

(追記). オンプレミスADに入らなかった理由もう一つ思い出しました。フレッツ使っていると、fletsのDNS suffixが強制的につけられて、お家ADがかなり困ったのです。民生機器ではどうにもならなくて、RTX830買ってみたりもしましたが、もう精魂尽き果てたので、関係ない世界に行きたかったのでした。

古くから使っている環境だったので、古いVSのコンポーネント(.NET 5ではないASP.NET 5のランタイムとか、VS 2005の.NET 1.1 とか入っていたのが綺麗に消えてよかったです。一応VS2019を入れてみましたが、.NET 5がもうEOL近いし、いらないかなと思って.NETのworkloadを入れなかったら「別にVS2019入れなくてもよかったのでは」となりました😅。

VS2022でも2019のCコンパイラ入れられますからね。

PC を乗り換える(予定)

今使っているのがSkylakeのCore i7でWindows 11に移行できないということで、意を決して新調しました。

この辺のパーツを購入した店が作業場所を無料で貸してくれたので、お店で通電だけやって配送してもらうことにしました。初めての水冷だけど静かですねー。Gen 12のLGA 1700は反り返るという問題があるらしいけど、まぁ通常の使用では大丈夫だろうと。Fractal Designの水冷キット、WebではLGA 1700未対応になっているのですが、店舗の商品にはリテンションキットが付属していたので、安心して買えました。

最初はZ690とDDR5の組み合わせにしようと思っていたのですが、どうも高くなりすぎるし(見積もっていた時は7万円くらいプラス)、H670でも私が必要としている機能は入っているからいいかなと。

作ってみて失敗したなーと思うことはいくつかありました。

  • ケースデカすぎた。組み立てるには楽だったのはよかったけど。そして、これを選んだ理由の一つが5インチベイが使えることだったのですが、2個のファンをつけた水冷だと多分ギリ光学ドライブ入らない。後でやってみます。これならもう一つ下のサイズでもよかったなー。ちなみにガラスのケースではないモデルをお願いしたはずですが、ガラスモデルしか在庫がなかったので我慢です。
  • ケースの電源ATXのギリギリのサイズを見切っているようで、ENERMAXのように上に網がはみ出ているタイプだと入らない。仕方なく網の部分を外しました。店の人に確認したのですが、知らなかったようです。
  • USB 3.2のケースフロント部分につなぐためのケーブルがギリギリ届かないかと思った。最初は届かなかったけど、少し引っ張り、引き出すところ変えたらギリ届いた。規格状70cm以上にはできないので、マザーレイアウトとケースの大きさで地獄見ますね。

通電を確認しただけなので、OSなどは入れていないし、ケースファンもつけていないのですが、届いたらビデオカードなどと一緒につけようと思います。

BDドライブはまだPCでのUltra BD再生にちょっとだけ未練があったのですが、Intel Gen 12とWindows 11で機能が落とされてしまったので、安心して見限れます。入らなければ最悪の場合外付けのUSB BDでも調達しようかな。

残りの作業としては、ThinkPad X1 Extemeに繋げることができなかったNVMe SSD 1TBが残っているので、それをデータドライブにして、今のマシンで使っているGeForce 2060を流用、バックアップ用のHDDを増設するくらいですかね。

配送が楽しみです。

Microsoft Developer Day / Nightでお話ししてきました

2/3のお昼にMicrosoft Developer Day、夜にはNightが開催されました。私は厚かましくも(一応夜は「いなければ」ということでお願いしたはずなのですが😅)昼と夜両方お話しさせていただきました。

msdevjp.connpass.com

夜の部のイベント

そして資料です(イベントページにもあります)。昼のイベントに関してはソーシャルアカウントの方から案内があるそうです。資料公開の許可も出しているので、後から入手していただけるはずです。

当日の裏話的な話としては、「質問そんなにこないだろう」と思っていたのですが、あれよあれよとやってきて、10通くらいきたのかな?ちょっと操作を間違ってしまって、publicにするべき回答がprivateのままで皆さんに共有できなかったものもありましたが。セッション終わった後も何通かいただいて、マイグレーションの関心の高さが伺えました。

いつも言っているのですが、「やってみればいい」のです。

  • 最新のOSにVSを入れる
  • ソリューション読み込む
  • ターゲットフレームワークを変更する
  • ビルドしてみる

あとはエラーやdeprecated警告出ているものをドキュメント見ながらやるかやらないか考えるのが早いです。「見積もり作らないといけないから最初にリスト見てチェックしたいんです」とか言っている人が多いのですが、ソースの中身や構造知らない人が机上のチェックだけやっても時間の無駄です。

あと、やる場合、特にGit使って.NET Frameworkから.NET 6にしたいような場合ですが、ブランチではなくfork使って別のレポジトリでやることをお勧めします。SDKスタイルにするタイミングでプロジェクトスタイルやパッケージキャッシュの持ち方が変わるので、ブランチ切り替えてもうまくビルドできなくなります(というかデモの時それでかなり困った)。

松村さんと二人で登壇だったので、分担決めてお互い録画、私が主に編集していました。最初はWCFのCIもあったのですが時間の都合で削りました。40分のセッションなのに90分くらいになって大幅に削らざるを得なくて…。私のところは6回くらい撮り直しています。むちゃくちゃ編集したのですが、もうちょっと繋ぎを上手くできたらなぁと反省。結局30秒くらい足が出ただけですみました。

夜の部は実際に自分で困った話でした。現代のOSはデフォルトで更新するので、「ある日再起動したらWindows 11だった」ということが日常で起きますが、CIもたまにはやっておかないとlatestは定期的に切り替わっていますし、hosted agentの中身もしばしば変わっています。

ずーっと放置ではなくて、デプロイしなくてもビルドは定期的にしましょうというお話しでした。

久しぶりの開発者イベントでしたが、裏に控えていたので、自分のトラック以外は見てないので公開されたら見ようと思います。来場ありがとうございました!