kkamegawa's weblog

Visual Studio,TFS,ALM,VSTS,DevOps関係のことについていろいろと書いていきます。Google Analyticsで解析を行っています

TFS用のSQL Server照合順序の注意点

www.visualstudio.com

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SQL Serverセットアップ時にサーバーの照合順序を決めますが、TFSをインストールする場合、選択できるサーバー照合順序には制限があります。

  • アクセントを区別する(_AS)
  • 大文字小文字を区別してはならない(_CI)
  • バイナリ(BIN)および、バイナリ照合順序(BIN2)を指定してはならない

でも、ここには書かれていないもう一つ制約事項があります。

  • 補助文字(_SC)を使用してはならない。

いわゆるサロゲートペアの文字ですね。これをシステムデータベースの照合順序に指定していると、TFSのセットアップに失敗します(フィードバック済み)。

SQL Server v.Nextでは_VSSという照合順序もついかされるそうですが、こちらもおそらくサポートされないのではないかなと思います。SQL Serverをインストールする場合、気を付けてください。

もしも_SCつきでインストールしてしまった場合、サーバー照合順序の再構築が必要になります。これをやるとセキュリティで登録済みのアカウント、チューニングパラメータとかきれいさっぱり消えます。

サーバーの照合順序の設定または変更

SQL Server 2016ではメディアを使わなくなっただけ便利になりましたが、それでも重要な作業変更なので、気を付けてください。私もWSUSを既にインストールしていたので、ログインユーザーが消えてちょっと焦りました。

番外編として、TFSからVSTSに移行する場合、日本語の照合順序は使用しないでください。移行できません。SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS か Latin1_General_CI_ASじゃないといけないようです。もしも将来的にVSTSへの移行とか考えている場合(とはいえ、TFSはオンプレの絶対要件があるから少ないかもしれませんが)、注意してください。