VSTSではプライベートエージェント、TFSでは必ずビルドエージェントを用意します。ビルドやリリースのログでビルド中の状態はわかりますが、failedになって、コンソールのログで調べられない場合はどうすればいいでしょうか?
基本エージェントをインストールしたフォルダの_diagフォルダにWorkerで始まるファイルがあります。ビルドに失敗した場合、まずはこのWorkerファイルを見てみましょう。
例外が出ていたらそこに何か載っています。
これだけではなく、失敗したビルドの詳細なログを出したい場合、Queue new build with diagnostics logsを選択します。
すると、ビルドエージェントの環境変数system.debugとsystem.diagnosticsが自動的にtrueで設定されてビルドキューに入ります。
通常よりも詳細なログが出るので、ビルドエージェントの内部動作や、独自に作ったビルドタスクのデバッグにも使えます。トラブルのときには設定してみてください。
注:TFSにはまだこの機能はないようですが、ビルド/リリース時の環境変数を指定すればいいだけなので、明示的に指定してみてください。
これらの環境変数はtrueに指定しなくても大体必要十分なログは出ているはずですが、どうしてもというときは試してみてください。