Global Azure BootCamp
昨日の話ですが、Global Azure BootCamp /w OzCodeというイベントを開催しました。Global Azure BootCampとは年に一度この時期?に全世界同一日程でAzureのイベントをやろうというものです。今年はたまたまOzCode社の方がワールドツアーで来日されていたので、一緒のイベントとして実施しました。
私も余った時間…というか、時間が押してしまって予定のことがほとんどできませんでした…すいません。資料はこちらに置いています。
当日やるはずだったデモは録画なりフォローアップします。
OzCode
今回OzCodeのCTOであるOmer氏をはじめ、三名で世界各国を周ってプロモーションを行なっているそうです。日本でも東京、名古屋、大阪で開催されています。今日もう一度東京で実際されるようです。Omer氏自らによる解説は非常にわかりやすかったです。
Omer氏のキャリアは医療機器向けのエンジニアから始まっていて、デバッグに時間がかかっていることから、デバッグは心理学ではないか?と思い始めて、デバッグ拡張機能に注力を始めたそうです。
特に便利そうなのが、Switch〜Caseの分岐予測、パターンマッチにも対応しています。NULL referense発生する場所の色分け(結構困るんですよ)、LINQの対象条件の件数と内容抽出、メンバーをお気に入りにして、そのメンバーのみを専用のウォッチウィンドウに表示とExpressionでのカスタム表示などですね。
半年間有効なフリーライセンスのURLも提供していただいています。共有OKだそうです。一人ずつではなく、オフィスなら5人までだったかな?いいらしいです。
OzCode 6ヶ月お試し〜。どなたでもどぞー pic.twitter.com/pe43rGFIkv
— oda shinsuke (@shinsukeoda) 2017年4月22日
OSS開発者向けには無償で提供してくれるそうです。
当日の質疑応答から覚えている限りで。
C++/CLIも対応してる?
今の所C# に注力しているので、C#以外の対応は予定にないようです。
グラフィックスを扱っているけど、インラインでイメージデータを表示したい
残念ながらそういう機能はないそうですが、面白いねみたいにおっしゃってました。
メンバーのお気に入りは非常に便利だけど、AというメソッドとBというメソッドで違うメンバーをお気に入りにしたい
ないそうです…残念。
LINQは遅延評価だから、LINQデバッグ時に出ている件数は確定でないのでは?
その通り。そこは意識しておく必要があります。
ソースコードだけしかないプログラムのデバッグをしなければならなくなった、何かいい支援機能がある?
例えば、例外を起こした場合、その変数がどこで使われているか、ヒープから検索することができる。特定の変数であれば、トレースという機能を使って、追跡できます。
C#7みなさん使っていますか?(Omer氏)
OzCodeはC#7にも対応しているので、ValueTuple(英語では「トゥープル」みたいな発音するんですね)、パターンマッチ、outの変数宣言といった、Omer氏が気に入っているC# 7の新機能をOzCode使いながら紹介してくれました。