MacをEl Capitanに移行して困っていたことの一つがOneDrive for Businessクライアントが全く動作しないということでした。調べてみたらこれは既知の問題で、7月くらいから英語のOffice 365 Communityで話題になっていました。気づいていなかったとはうかつ。
Word/Excel/PowerPointといったソフトは直接SharePoint OnlineやOneDrive上のファイルを開くことができるのでいいのですが、画像とか普通のファイルは同期してほしい。ベータ版の申し込みがあるというので申し込んでいたら、今日「準備ができたよ」というメールが来たので、早速インストール。
インストール前に幾つか注意事項。
- 従来のAppStore版のコンシューマ用OneDriveクライアントおよび、プレビュー版のOneDrive for Businessクライアントとは同居できません。予めどちらも削除してください。一つのクライアントでコンシューマ版もSharePointも両方サポートします。
- フォルダは違うところを選んだら再同期になります。
- いくつか事前準備が必要です。ターミナルを用意しましょう
ターミナルからコマンドを実行します。
- OneDriveのクライアントを全部終了する
- defaults write com.microsoft.onedrivedf-mac EnableAddAccounts 1 と実行
- killall cfprefsd
- ダウンロードしたクライアントを展開してOneDriveDF.appを「アプリケーション」に移動する
- OneDriveDF.appを実行する
これでOK。あとは今までのようにOneDriveのMSアカウントの要求があり、Windows 10のように動機対象フォルダを選択します。Office 365アカウントを追加すれば、別途OneDrive for Businessのフォルダを同期します。
いやぁ、これでやっと安心して使えます。ちなみに使用期限は2016/6/30だそうです。