System Center Orchestrator 2012は各種製品を連携させて、自動化させるためのツールです。TFSにも連携するためのプラグイン(TFS Integration Pack)が用意されていて、特定のイベントが発生したときチケットを発生させることができるとあります。長沢さんのblogがとっかかりにもいいですね。
System Center Orchestrator の TFS Integration Pack で開発リソースを自在に活用 - 長沢智治のライフサイクルブログ - Site Home - MSDN Blogs
現在Orchestratorには英語版しかないようですが、インストールは比較的簡単です。注意しないといけない点として、SQL Serverでサポートされる照合順序に制限があります。以下によると、Orchestratorが作成するデフォルトデータベースはSQL_Latin1_General_CP1_CI_ASになるそうです。今のところWindows Server 2012には対応しておらず、対応版はSP1(現在CTP)を配布中です。
Single-Computer Requirements for Orchestrator in System Center 2012 SP1
画像でインストールを紹介。
機能選択。とりあえず全部。
実行するアカウントを設定します。おすすめはActive Directoryドメインのアカウントです。セキュリティに関してもいろいろありますが、ここでは省略。詳細はこちらを見てください(英語)。
Orchestrator Security Planning
使用するデータベースサーバーにアクセスできるかどうかチェックします。指定したデータベースサーバーにアクセス用の設定をしましょう。
もちろんこのアカウントがSQL Serverにアクセスできる必要があります。
ログインを設定します。ここでは面倒なので、sysadmin。もちろん運用時は上記のTechnetみて、適切に設定してください。
使用するデータベース名の設定です。とくに変更する必要はありません。
Orchestratorのユーザーグループを設定します。とくに変更なし。
Webサービスのポートを設定します。問題なければ変更しない方向で。
インストール先を設定します。変更できないのかな。
Windows Updateの設定をします。現時点において公開されているものがあります。
カスタマーエクスペリエンスの設定と、エラー報告です。組織のプライバシーと合わせて設定してください。つながっていなければもちろんNoですね。
インストールの確認です。問題なければGoGo。
インストール中。
成功です。お疲れ様でした。これから使ってみることにします。