ちょっと前、Outlook Spacesという名前でチラ見せされていたサービスがProject Mocaという名前になってプレビューになったようです。Microsoft 365でなおかつプレビュー機能を有効にしてください。
Exchange OnlineにPowerShellで接続して、Set-OwaMailboxPolicy
を実行します。
Set-OwaMailboxPolicy -ProjectMocaEnabled $True
これで72時間くらい放置しておけばテナントで有効になるそうです(もっとかかった気もします)。macOS用Outlookでプレビュー版のUIを有効にしていればナビゲーションのところにMocaのショートカットが追加されます。Windows版では出てきません。
Web版Outlookでアクセスするとスタート画面が出てきます。メール、カレンダー、ToDo、OneNoteすべての情報が一つのスクリーンで集約されるということなのでしょう。
将来的にはPlanner, ToDoも全部こちらに行くんじゃないかなと思わせるようなデザインです。
用意されているテンプレートからプロジェクト計画を選択してみます。
プロジェクトの名前、キーワード、コラボレーションするユーザーを選択してスペース(前の名残ですかね)を開始。
中身はPlannerと同じように見えますが、UIは付箋タイプですね。
タスクの種類ごとに色を付けられるようです。色で分かりやすくできますね。
マイルストーン毎に期限を付けられます。バケットに移動とかPlannerっぽい。
ここで書いたメモはSticky Noteに入るそうです。タスクも作成するとリストが作られて、ToDoに入ります。
こんな感じですね。
メモや進行中のタスクをこんな感じで貼り付けできます。
PlannerはどうしてもTeamsというか、M365グループやSharePointに紐づいて同一のグループ内で作業するためのもの、という感じが強かったですね。なので、特定の期間集中してやる臨時チームで動く場合ちょっと使いづらかったなぁと思うことがありました。
M365グループはどうしてもテナント上限(緩和申請できますが、そんな申請してくれる組織ばかりじゃないので)のことを気にしないといけなかったので、及び腰でしたけど、グループ作るまでもないかなという作業にはとても便利そうです。
Microsoft 365は今まで個別のサービスそれぞれアプリで進化していたという感じでしたけど、それぞれのサービスが連携しやすくリストラクチャリングされて、こういうビューを作りやすくなってきたのかなという印象です。