そろそろサポートが終わるのはWindows Server 2008 R2ですが、手元のWindows Server 2012 R2も延長サポートということでWindows Server 2019にアップグレードしました。
最初に書いておきますが、サーバーOSでインプレースアップグレード(OSアップグレード)はやるもんじゃないです。毎回そう思うんですが、個人の環境だしいいかなということで。
世界的にもどっちがいいかいろいろ意見はあるようです。
実施前の注意点
アップグレードできる環境かどうか確認します。インストールしているソフトウェアがWindows Server 2019で使えるとは限りません。有名どころであれば互換チェックで弾かれますが、有名ではないものは引っかからないかもしれません。
私の場合はSQL Server 2012をアンインストールしました。
アップグレードのエディションも同じでないとインストール設定が引き継がれませんが、デスクトップエクスペリエンス入れていないServer Coreの2012 R2をアップグレードしようとしたら、引き継げなくてちょっと困りました(で、まだやってない)。
アップグレード前にHyper-VのVM動いていたら止めろと言われますが、個人的なおすすめはHyper-Vの役割を削除しておくことです。
いつもそうですが、OSアップグレード後、大抵仮想スイッチが変わってしまう(今回はプライベートに変わってました)ことが多く、一度削除しないといけないことが多いです。
スイッチ作り直したあと、VMのIP設定しなおしになります。今回はVMがDCだったのでちょっと大変でした。
アップグレード時間
Core i3-2100Tという少々古いCPUとHDDという環境でアップグレードしたところ、大体7時間くらいかかったようです。インストールしているものにもよりますが、こんなにかかるなら一からやってもいいですね。
今のWindows Serverインストールはわりと早いので、OSだけなら30分かそこらで終わります。
アップグレード後のトラブル
いくつかありました。今遭遇してるのはこのくらい。
- リモートデスクトップ接続の設定は残っていたが、Firewallで3389が塞がれていた。
- 設定でトラブルシューティングツールをクリックしても、動かない。
- Hyper-Vの仮想ネットワーク作り直し(書いた通り)
設定アプリ内の機能が動かないのはちょっと困るので、ちゃんと調べようと思います。おそらくローカルセキュリティポリシーで適切に権限がついていないだけだと思うので、新規でインストールした環境と見比べてみます。
アップグレードできない環境
Windows Server 2012 R2全廃のためにServer Coreで動かしているDCもアップグレードしようとしたら、インプレースアップグレードできませんでした。
まぁDC/DHCP/DNSしか構成していないので、新しいVM作ってそちらで新規構築することにします。いい機会なので、DHCPのフェイルオーバーも設定しようかな。