はじめに
これはVisual Studio Team Services アドベントカレンダー15日目の記事です。
6日目の記事で複数段階でビルドする、という機能を紹介しました。
その時はまだなかったのですが、Sprint 127の新機能でフェーズごとに別のエージェントが指定できるようになっています。今週中に展開が完了するということなので、もう使える方も多いと思います。ちょっとやってみましょう。
この機能はまだプレビューなので、Enable Preview Featureで有効にしてから試してください。
別のエージェントプールを追加する
Processのところで、Add agent phaseで追加します。これは前と同じですね。
前は選択できなかった、Agent queueが変更できるようになっています。せっかくなので、Hosted macOS Previewを選択します。
こちらは従来通り、Hosted VS2017を選択します。
こんな感じで複数のエージェントが構成できました。
ビルドもそれぞれできてますね。
並列実行は?
こんな風にparallel設定がありそうなので、複数のエージェントが並列でビルドできるのか…と思いきや、実はそうではありません。これはあくまでも「一つのエージェントフェーズ内で」の並列です。
具体的な用途としては、多くのUnit testを並列で動かすことができるのですが、そのためと思ってもらえればいいと思います。
並行ビルドの要望は出ているので、そのうち入るかもしれません。