はじめに
ユーザーIDやパスワードをリリース定義のスクリプトに埋め込まず、外部に定義したいことはよくあります。そういう時、Release ManagementではVariableに設定することで、複数のリリース環境に同じ値を使えます。
そういう時、関連した値をひとまとめに管理したいという要求もよくあります。まだリリースノートが出ていない機能ですが、Libraryはそういう時に役立ちます。
作成
LibraryからAdd variable groupをクリックして、新規のグループを作成します。ユーザーとパスワード、DBへの接続文字列のように関連する値をグループとして管理しましょう。
グループ名と、説明、追加したい名前と値を指定します。パスワードのように表示したくない場合は右端の鍵アイコンをクリックすれば秘密文字列として表示されません。
参照する
リリース定義のVariablesにLink variable groupがあるので、クリックします。
作成したVariable groupが表示されているので、Linkをクリックします。
作成したVariable groupをリリース定義から参照可能になっています。もちろん、Variable groupは履歴管理されていて、誰が編集したか確認できます。
まとめ
関連する複数の値を外だしで一括管理できる新機能Libraryを紹介しました。便利だとは思うのですが、どうせならBuildとReleaseで共通に受け渡しできるといいなと思います。環境変数とかでBuildとReleaseで値を受け渡しできればいいのですが、今の所どうもできないようです。
この辺は将来に期待ですかね。