kkamegawa's weblog

Visual Studio,TFS,ALM,VSTS,DevOps関係のことについていろいろと書いていきます。Google Analyticsで解析を行っています

Visual Studio 2015 Update3適用後に拡張機能でエラーになった場合の対処(更新:パッチリリース)

Visual Studio 2015 Update3適用後にこんな現象が出ることがあります。

これはソリューションエクスプローラーですが、私はチームエクスプローラーで起きました。

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拡張機能のパッケージ読み込みに失敗したといわれます。原因はどちらも同じで、コンポーネント関係のキャッシュが壊れてしまうことです。一番よく出るのはUpdate 3適用直後です。私も一つの環境で起きて困りました。VSをアンインストールしても変わりません。

対処方法としては、Visual Studioを一度終了させて、%localappdata%\Microsoft\VisualStudio\14.0\ComponentModelCache フォルダをさっくり消してください。このフォルダはVisual Studioが自動生成するので消しても問題ありません。

一応報告はしています(あれ…出てこない…)。

(7/22追記)
7/20に公開された14.0.25424.00(KB3165756)でこの問題に対処したようですね。

Update for Microsoft Visual Studio 2015 Update 3 (KB3165756)

Issue 5
After you install Windows updates, you may see various package load failures when you start Visual Studio. Although this update fixes this issue, you can also delete the ComponentModelCache folder as a workaround.

他にもMSDNフォーラムで見かけたCMFCToolBarButtonのバグとかも直っているようです。

TFS "15" Preview公開

Team Foundation Server "15" Preview | Visual Studio

Visual Studio "15"に対応するTFS "15"のプレビューが公開されました。ざっくりリリースノートを見る限りではVSTSの前回くらいまでの更新がほとんど入っている感じですね。日本語翻訳もされるでしょうからここでは特に翻訳しませんが。今回特にローカルでNuGetサーバーが使えるようになったのはうれしいですね。

今までも独自に立てることはできまたけど、統合されていると便利ですし、チームメンバーのみという認証もかかりますしね。

今回コード検索が入っていますが、Elastic Searchのようです。なので、JRE8 Update20以降が必須になっています。

あとはビルドやテストの状態追跡もすごくよくなっているようですね。微妙な日本語があったらまたチェックするかな…。既知の問題もあるし、まだGo-Liveではないようなので、本番用途には入れないようにしましょう。

(追記)
まだ日本語パックはないようなので、英語OS,英語SQL Serverに入れる必要があるようです。動作環境も公開されています。もう延長サポートフェーズのWindows Server 2008 R2/Windows 7世代に対応するとは思わなかった。

SQL Server 2014 SP2が最低要件となっています。もうすぐ出るんでしょうか。
www.visualstudio.com

Microsoft MVPを再受賞しました

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さらにOne More Year!(もうオバマが終わるからこのフレーズ考えないと)

ということで、おかげさまをもちまして、7/1(US時間)でMicrosoft MVP for Visual Studio and Development Technologiesを再受賞いたしました。通算だと6回目になります。

最近、DevOpsだということでデプロイ、ビルドの話とか多いようですが、個人的にはデバッグとかチューニングの話も好きなので、そっちもやっていこうと思います。今後もTFS/VSTSの改良はどんどん続くので、紹介も続けますよー。

執筆やらお話とかご用命があれば都合がつく限りお引き受けいたします。

Team Foundation Server 2015 Update3リリース

.NET Core 1.0 RTM / Visual Studio 2015 Update 3buchizo.wordpress.com

ブチザッキに任せておけばいいかなーという気がしないでもないですが、一応。TFSこと、Team Foundation Serverも2015 Update3がリリースされました。ついこの前Update 2.1が出たばかりというのに早いですね。リリースノートはこちら参照。TFSはいつもならリリースノートが翻訳されるはずなので、私はやりません(バグの翻訳がめんどく…いや、なんでもない)。

Team Foundation Server 2015 Update 3 Release Notes

大きいところではSSHがオンプレミスでもサポートされました。インストール時にチェック入れるとSSHサービスがTFSで動きます。

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最初のアップグレードウィザードでSSHにチェックを入れるだけです。

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プロフィールページに鍵を登録できます。

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TFS管理コンソールではちゃんとSSH有効だよと言われているのですが、SSHの設定を変更するダイアログを出すとなぜか無効です。しかし、teamfoundationsshserviceというサービスが動いていればちゃんと動いているので気にしないでおきましょう。

sc query teamfoundationsshservice

SERVICE_NAME: teamfoundationsshservice
TYPE : 10 WIN32_OWN_PROCESS
STATE : 4 RUNNING
(STOPPABLE, NOT_PAUSABLE, ACCEPTS_SHUTDOWN)
WIN32_EXIT_CODE : 0 (0x0)
SERVICE_EXIT_CODE : 0 (0x0)
CHECKPOINT : 0x0
WAIT_HINT : 0x0

他にもSCVMM以外にもVMWareやAzure DevTest LabsのAzure仮想マシンの管理をサポートするようになりました(要拡張機能)。

marketplace.visualstudio.com

marketplace.visualstudio.com

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Update 2.1からであれば、数分くらいで更新終わるはずです(Core i5マシンの場合)。