Connect()で新しいWork Item Searchがプレビュー公開されました。
今までのWork Item検索は英語版のSQL Serverをバックエンドにしているからか、Titleではかろうじて日本語検索ができたものの、Descriptionに書かれている日本語を検索対象にすることができませんでした。オンプレミスTFSではSQL Serverに日本語Word Breakerを追加しておけばできるはずです。
幸いにも私のアカウントではもう有効になっているので、さっそく試してみましょう。
こんな感じで"Microsoft"という文字を大文字小文字含む、全角大文字小文字、全部大文字を追加して検索できるかどうか試してみます。
もう一つが忘れてはいけない絵文字。Windows 10のソフトキーボードから入力したのですが、Descriptionではカラーで表示されないようですね。ちなみに検索ボックスではちゃんとカラーで表示されます。
普通に「Microsoft」と検索した場合。まぁ普通に出ますね。
全部大文字で検索した場合も出ますね。
「ウェブサイト」という単語に対して、「ウェブ」で検索するとヒットしません。カタカナの部分一致はダメなようです。
「ウェブサイト」と書くと検索されます。
*を指定すると、先頭からの部分一致検索を行うことができるようです。後方一致は無理なようです。正規表現はどうかな…。
全角のMicrosoftで検索してもちゃんとヒットします。こちらは文字幅を見ているわけではなく、Discussionにある全角の文字と一致しているためのようです。
半角カナの「データ」で検索してもヒットしません。カナの幅は同一視していないようです。
サロゲートペアも試してみます。
𩹉が検索できないようです…。
サロゲートペアが検索できないので、当然絵文字(ここではなぜかカラー表示)の検索もできないようです。
まとめてみると、SQL Serverの照合順序でいえば、CI_AS_KS_WSという感じでしょうか(_SCは非対応)。日本語の文字を検索するときはちょっと工夫が必要になるでしょうが(特に英数字を全角で書きたがる人とか)、以前より飛躍的に良くなっています。
とりあえず現在は課金対象ではないようなので、ぜひ使ってフィードバックしてみてください。サロゲートペア対応は個人的にフィードバックしようかなと思っています。
注:この検証は記事執筆時点の情報に基づいています。将来にわたって同じとは限りません。