ざっと読み終わりました。内容の中心はMSDN offlineで赤間さんが担当されたセッションの内容を踏襲しています。もちろん当時と違う事情などは加筆されていますし、欄外の注釈すごいです。他のシリーズと比べてやや製品よりになっていますが、それでもVSTSを使って実践的なテストをするにはどうすればいいか…ということがわかるでしょう。
ただ、セッション中でしか触れていないところももちろんあります。たとえば標準のmsbuildではMSのように、複数のプラットフォーム向けにクラスライブラリを作らなくてはならない人たちが使いやすいように設定されているので、通常不要であったり、ディレクトリ構成の話であったり。
本の構成としてはWebアプリ向けになっていますが、前半はVSTSのテスト機能や、テストとは?という事の解説になっているのでWebアプリじゃなくても、充分通用するお話です。欠点といえば、VSTS高いんですよね…会社だとEA契約していればもう少し安いのですが。クライアントライセンスで5万/CAL位なのかな?Amazonで調べたら7万弱ですか。まぁ、旧Rationalの製品を買うと思えば充分価値はあるのですけれど。

MS VISUAL STUDIO2005によるWEBアプリケーションテスト技法 (マイクロソフトコンサルティングサービステクニカルリファレンスシリーズ)
- 作者: 赤間信幸
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2007/03/29
- メディア: 単行本
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