kkamegawa's weblog

Visual Studio,TFS,ALM,VSTS,DevOps関係のことについていろいろと書いていきます。Google Analyticsで解析を行っています

トレンドマイクロ大失態

ウイルスパターンファイル2.594.00(日本時間:AM7:33頃公開)へのアップデートにおける、コンピュータのCPUが100%になる現象に関して
やっちゃいましたね。今までトレンドはウィルスの誤検出が競合他社に比べて多い印象がありました。セキュリティホールmemoを見ていても、月に少なくとも一度は出ていたと認識しています。誤検出ならば騒動は出る物の、ぎりぎり我慢してもいいかなと思っていました。
が、これはやっちゃいかんでしょう。特に(たぶんすぐ消えます)によると、記者会見で必要なテストを行わずにリリースしてしまったと公表しているそうです。

必要なテストせず トレンドマイクロ
【00:20】 ウイルス対策ソフト販売元のトレンドマイクロ社は23日夜の記者会見で、LANや端末の障害を起こしたウイルス定義ファイルの公開前に必要なテストをしなかったことを明らかにした。

それでWindows 98とか、Meとかの古いPCだけでおきたのならまだしも、XP SP2とWindows Server 2003で起きちゃったわけだし。今日が休日で(まだ)よかったですね。はっ、休日だから、必要なテストせずにリリースしちゃったわけ?
Webを見ていたら、「ウィルスに感染したかと思って再インストールした」という方もすくなからずいらっしゃるようです。これは相当経験のある人でもアンチウィルスソフトを止めようとか思うのは難しいですし、無理もないかもしれません。
私の会社では使ってないですが、お客さんのサーバでは結構使っています。契約切れたら乗り換えを検討されるところもあるかもしれません。あるいは、新しいマシンは別の物にするとかね。
参考:ウイルスバスターの定義ファイル更新で、CPU使用率が100%になる不具合 | スラッシュドット・ジャパン
運用コストを下げるためにクライアントのソフトは統一する方向で進められることはよくあると思うのですが、こういう事件があったら、一部は別の会社にしたいなぁとか思ったりします。少なくともクライアントとサーバを一緒にしようとは思わなくなりますね。slashdotでも触れられているように、管理コンソールさえ共通化できればいいんですが。