kkamegawa's weblog

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ヤミの乱破 (2)

ヤミの乱破(2) (イブニングKCDX)

ヤミの乱破(2) (イブニングKCDX)

 戦後の混乱期、大陸から引き上げてきた陸軍中野学校出身の桐三五は同じく中野学校時代の先輩と組んで「ヨハンセン」なる人物の手下となり、GHQの意向を汲みつつ、共産圏の間諜と戦う道を選ぶ。
 戦後の混乱期をありえない味付け(共産圏の間諜がサイボーグ!)しつつも、しっかりと歴史の流れそのものははずしていない作品。1巻の冒頭が老病の桐の回想というところから始まります。犬以外の生き方はできないと自覚しつつも、ところどころに犬らしからぬ行動がにじみ出ていてなかなか面白い。
 実はヨハンセンの正体が今連載中の本誌で出てきているのですが、ちょっとびっくりしつつも、この人ならそうかもな〜と結構納得。