kkamegawa's weblog

Visual Studio,TFS,ALM,VSTS,DevOps関係のことについていろいろと書いていきます。Google Analyticsで解析を行っています

Visual Studio Team Services 2016/9/2の更新

遅くなりましたが、VSTSの2016/9/2リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらから読んでください。

2016-Sep-2 Release Notes | Visual Studio Team Services

今回はちょっと少なめですかね。前回のGit関係と今回の、作業項目の履歴タブの改善もそうですが、全体的にUIの刷新をはかっているようです。履歴タブは確かにちょっと使いづらかったので、こういう改善はすごく助かります。

NuGetパッケージの削除および非表示化はNuGetコマンドからPATでアクセスしないといけなかったのが解消されて助かります。一つ疑問だった、「特定バージョンのNuGetパッケージを消した後、同じバージョンでは二度と使えない」という点が明文化されたので助かります。挙動からそうかなとは思っていましたけど。

前回Google Play、今回Apple App Storeへのリリースを行う拡張機能が追加されて、これで全部の著名なストアへの自動リリースができるようになりましたね。リリース作業はめんどくさいので、自動化できるとほんと助かります。

Jenkinsの信頼されない証明書(いわゆるオレオレ証明書)の受け入れも便利です。

リリースの手動介入(自動実行時に一度とめて確認する)という機能もちょっと意外でしたが、あると便利かもしれません。ではまた三週間後。

translate to Japanese toVSTS release notes from ht ...

Ubuntu 16.04 LTSの設定

設定するときいろいろ情報検索するのがめんどくさいので(自動化するときも)、自分用にまとめ。適当に更新します。

Hyper-V用設定

sudo apt-get install linux-virtual
sudo apt-get install linux-tools-virtual linux-cloud-tools-virtual

これやっておくと、Hyper-Vで動かす場合、ホストからファイルコピーできるので便利(もちろんSSHd動かしてもいいんだけど)。

Copy-VMFile -Name 'Ubuntu1604LTS' -SourcePath 'C:\temp\install.sh' -DestinationPath '/home/kkamegawa' -FileSource Host

apt-get時に/dev/fd0に書き込めないという警告が出るので、

rootで/etc/modprobe.d/blacklist を編集して、以下の一行を追加する。

blacklist floppy

OS再起動すれば、OK。

フロッピーディスクがないのにfdエラーが出るときの対処 | Scribble

DNSの動的更新を有効にする

WindowsのDNSサーバー使っていて、UbuntuがDNSの動的更新をしてくれなかったので、参考。

qiita.com

update dns record in Ubuntu 16.04 LTS (ref:http:// ...

実行権限を付けて(chmod u+x)、以下の二つにコピーする。Hyper-Vを使っている場合、Copy-VMFileでは/etc/dhcpにコピーできないので、どこかにコピーしてから。

/etc/dhcp/dhclient-enter-hooks.d
/etc/dhcp/dhclient-exit-hooks.d

あと、WindowsのDNSサーバーのドメイン設定の「動的更新」を「非セキュリティ保護およびセキュリティ保護」に変更しないといけなかった。「セキュリティ保護」のままでも更新を受け入れるようにするには要調査。

Windowsでシェルスクリプト作った場合の対処

改行コードが違うので(もちろんWindows側で保存時LFを指定すれば必要ない)、sedで置換する。

totech.hateblo.jp

sed -i 's/\r//' <対象のファイル>

Proxy使う場合

環境変数http_proxy, https_proxyに設定しておく。ほかにもいろいろ方法があるようだけど、Docker以外は大体環境変数で大丈夫。.bashrcに設定している。apt-getなどは別ファイルらしいけど、OSインストールするときに設定できるので基本問題ない。

qiita.com

Git最新版

sudo apt-get install software-properties-common
sudo add-apt-repository ppa:git-core/ppa
sudo apt-get update

sudoそのままではProxyの環境変数を引き継がないので、sudo -E を指定すればいいらしい。Git最新版を入れておかないとDockerが使えない。

zip

標準ではzipが入ってないので、パッケージを追加

sudo apt-get install -y zip unzip

node.js

Installing Node.js via package manager | Node.js

curl -sL https://deb.nodesource.com/setup_6.x | sudo -E bash -
sudo apt-get install -y nodejs
オプション
sudo apt-get install -y build-essential

npm

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install nodejs npm
$ node -v

nginx

わかりやすい。

www.digitalocean.com

AzureのVM使った場合、ufwは初期ではdisable状態なので(AzureのNetwork Securityで原則すべての通信が無効に設定されているから)、ufw関係の設定は特に必要はないかもしれない。

逆にufwがdisableなのにhttp(s)が通らないという場合、AzureのNetwork Securityを見直す必要がある。

Docker

docs.docker.com

Proxy環境下で動かす方法がいまいちよくわからない…(hello worldまではいけたけど)。行けた。Proxy経由する場合、GitにもProxyを設定しなければならなかった。

git config --global http.proxy http://proxyhost:port
git config --global https.proxy http(s)://proxyhost:port

.NET Core

.NET - Powerful Open Source Development

Yeoman

www.npmjs.com

Building Projects with Yeoman — ASP.NET documentation

sudo npm install -g yo bower grunt-cli glup generator-aspnet

Visual Studio Team Services 2016/8/19の更新

今回はちょっといろいろあって遅くなりましたが、2016/8/19付のVSTSのリリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらから読んでください。

2016-Aug-17 Release Notes | Visual Studio Team Services

今回の更新はすごく多くて、翻訳するのもちょっと苦労しました。ビルド周りは割と簡単なことしか書いてないのでよかったのですが、Rate Limit(負荷をかけているユーザーのリクエストを遅延させる)とか、テストマネージャー関係の機能は結構苦労しました。

Jenkin周りは私がよく知らないので、特にCSRF関係に関する記述について、ご存知の方教えてください。

Gitのpull requestのレビュー関係はすごくよくなっているようですね。GitHubにも負けてないように思います。ブランチポリシー設定時、承認されたら自動マージはほしかった。

ビルド定義の階層化とセキュリティ一括設定もほしかったので助かります。

ではまた三週間後。

translate to Japanese toVSTS release notes from ht ...

TFS "15" RC1公開

blogs.msdn.microsoft.com

Team Foundation Server "15" RC1 | Visual Studio

次期TFSのRC1が公開されています。現時点では、日本語優先にしているブラウザで見るとPreview版のリリースノートが表示されますが、一番下にあるロケール設定でUnited Statesに変更すると英語版が見えます。RC1で変更されたところだけ別に書かれているので、見比べると差分がわかります。

残念ながらRC1の日本語版は出ないようなので、次に期待ですかね…どうしても使いたい場合は英語OS,英語SQL Serverでインストールしてみてください。ブラウザが日本語受け入れる設定になっていれば、日本語UIで表示されます。

TFS "15"ではソフトウェアの要件が変わっています。

www.visualstudio.com

  • Windows Server 2016サポート(2008 R2までサポート)
  • SQL Server 2016サポート(例によってCU1入れたほうがいいでしょう)

SharePoint 2016サポートしないってのはちょっと意外ですが、将来のUpdateでやるんでしょうかね。

RC2は出ることが決まっていますが、RC3はRC2までのフィードバック次第、ということだそうです(でも最近の品質を見ると出さないといけないんじゃないかな…)。

テスト関係のUIがものすごく変わっていますね。もうほとんどTest Managerリッチクライアント必要なさそうな。より大規模環境での品質状態のトラッキングがやりやすくなっていますね(VSTSと同じですが)。また、Chrome拡張機能を使用した探索テストの強化が著しいですが、Edgeにも出してほしいものです。

コード検索が入ったけど、Elastic Search使っているとはちょっとびっくりです。これにより、コード検索を使う場合、TFSにもJava Runtimeが必要になります。Server JREでいいそうですが、OracleのサイトにはWindows版にもかかわらず、tar.gzしかなかったので、私はJDKを入れました。事前にJAVA_HOMEの環境変数を設定して、インストーラーが環境変数を認識できるようにしておかないと(つまり再起動しておかないと)インストーラーが失敗します。

Elastic Searchを疑うわけじゃないけど、Java使っているということで、wavedashとかhalfwidth kanaとか大丈夫なんかな…。ちょっと調べてみたいところです。

個人的にはNuGetパッケージサーバー機能がありがたいですね。オンプレミスでNuGet使いたい場合、もともと立てる方法はありますが、TFS使っているなら統合されていたほうが便利ですし。VSTS使っている人ならわかると思いますが、フィードを見せる見せないといったセキュリティが統合されているのは便利です。