ASP.NET プロジェクトで構成マネージャと Web.config 変換を活用する - しばやん雑記
id:shiba-yanがこれ書いたときは「先に書かれた!」と思ったのですが、私が書こうとしたところは書いてくれなかったので助かりました(笑)。
書かれている通り、Visual Studio 2010以降、ビルド構成に応じてWeb.configの内容をXLSTで変換することができます。しかし、同じリリース版でもWeb Deployの先に応じてconnectStringsやconfigSectionsの内容を変えたい場合があります。ビルド構成使い分けてもいいのですが、発行先が多くなると面倒ですよね。
そこでASP.NET and Web Tools 2012.2の新機能を使います。まず、通常通りWeb発行先を一つ以上作ってください。
発行先のプロファイルができると、PublishProfileフォルダ配下に「プロファイル名.pubxml」というファイルができます。これを右クリックすると、「config変換を追加」というメニューがあります。
「config変換の追加」を実行すると、Web.configがもう一つできます。
今回はtest1という発行プロファイルなので、Web.test1.configという名前になります。この場合、Web.config変換は以下のルールで行われます。
- 元のweb.config
- Web.ビルド構成プロファイル.configを適用
- Web.発行プロファイル.configを適用
- 最終的なWeb.configが生成
英語版では"Add Config Transform"というメニューになります。参考。
ちなみに一度追加するとこの変換メニューは出てきません。Web.発行プロファイル.configを削除すれば再度「config変換の追加」メニューが表示されます。というわけで、発行先の変更だけならビルド構成を追加しなくてもいいよ!というお話でした。