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kkamegawa's weblog

Visual Studio,TFS,ALM関係のことについていろいろと書いていきます。Google Analyticsで解析を行っています

Visual Studio Team Servicesを構築する(1日目)

VSTS VSO ALM

はじめに

今日からAdvent Calendarがはじまりますね。特に参加はしていないですが、Visual Studio Team Services(以下VSTS)の全機能について解説していこうと思います。日付が合えばほかのAdvent Calendarに相乗りの形で公開します。現在想定しているペースではたぶん25日で終わらないので、終わってもちまちま続けていきます。

幸い次の機能強化は一月中旬だそうです。それまでには終わると思います。

アカウント

VSTSを使うときはMSアカウント(個人管理)か、組織アカウント(Azure AD/Office 365)のいずれかを使う必要があります。ほとんどの解説ではMSアカウントを前提にしていますが、本連載ではすべて組織アカウントで解説します。

機能強化は基本的に組織アカウント前提で行われているような節があります。実際、この検証のためにテナントを作ったのですが、組織アカウントでの運用は非常に便利です。Office 365をすでに運用されている場合、組織アカウントでテナントを作成されることをお勧めします。

azure.microsoft.com

会社で使う場合の考慮事項に関しては以前書いたので、こちらも参考にしてください。

kkamegawa.hatenablog.jp

では、組織アカウントでセットアップします。

セットアップ

Visual Studio クラウド サブスクリプション - Visual Studio

もしもMSDNサブスクリプションを持っている場合、MSDNの枠で使用できますので、必ずMSDNの特典と組織アカウントを関連付けておきましょう。今はMSDNからVisual Studioサブスクリプションへ各種移行している最中なので、既存のユーザーの方とか少し混乱するかもしれません。

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まず、visualstudio.comからサインアップします。真ん中にあるVisual Studio Team Servicesの「無償利用の開始」をクリックします。

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サインイン画面で組織アカウントを使ってログインします。ちなみにWindows 10を使っており、Windows 10を組織アカウントに追加していればシングルサインオンされます。一台Azure ADに登録しているので、実際にシングルサインオンする様子も今後紹介します。

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テナントを作成します。アカウント名は早い者勝ちなので、注意してください。コード管理はGit(分散型)か、Team Foundation バージョン管理(TFVC/中央型)のいずれかを選択することができます。

TFVCもGitも本質的にできることは変わりありません。Subversionに慣れ切っている人はTFVCで始めると違和感があまりないと思います。ただ、Gitに関しては今どんどん投資され、UIおよび機能強化がすごいペースで行われています。便利な新機能を使いたいときはGitもいいかもしれません。

Gitに関する細かい話はしないので、Gitの専門書を読んでください。Tower,Git for Windows,Eclipse,IntelliJ,Xcodeといった、標準的なクライアントを使うことができます。Windows以外のプラットフォームを使う環境であればGitのほうが面倒がないと思います。

チームプロジェクトごとに一つのTFVCと複数のGitリポジトリを作成することができます。用途に応じてリポジトリを複数作っていただいて構いません。

接続する人は面倒ですが、チームプロジェクト名は後で変更することもできるので、最初は気軽に始めましょう。

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プロセステンプレート、ホストする地域(Azureのリージョンに対応します)、連絡先や名前を登録します。

プロセステンプレートはScrum,Agile,CMMIのいずれかが選択できます。簡単なカスタマイズができますが、今回はScrumを選択します。本格的にスクラムで開発したいという場合、プロのスクラムマスターの方と一緒に3-4回くらいスプリントを回してみてください。

何もかも変えるのはかなり大変なので、テンプレートを自分たちの解釈でやっても全く問題ないと思います。VSTSは結構うまく動いてくれます。Feature,Product Backlog,Taskといった階層がありますが、WBSの大中小と割り当てて使ってもいいでしょう。

プロジェクトをホストする地域は多少選べますが、オーストラリアはオーストラリアに納税している人作ることができない(招待してもらって利用することはできます)ので、注意してください。IPアドレスから自動的に判定されているので、「インドのオフショアの方が中心で使う」という理由でもない限り、変える必要はありません。

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続行をクリックしてしばらく待つと、作成完了です!チームとコードの紹介画面ですね。

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初期画面はこんな感じです。ここから始めよう!と思うかもしれませんが、結構初期設定やるところがあるんですよ。明日は細かい初期設定を紹介します。