GitHub Codespaces for Visual Studio Codeは多く使われていると思いますが、Visual Studio版もEarly Accessが開始されています。申し込んでいたのですが、ようやく順番が回ってきたので、試してみました。Visual Studo Code版はブラウザーだけで使えることが売りですが、Visual Studio版はローカルにVisual Studioのインストールが必須です。
- Visual Studio 2019 16.8 Previewが必要
- Visual Studioのプレビュー機能からCodespacesの有効化が必要
VS2019 Preview(16.8 Preview)を起動するときにコードスペースに接続という項目があります。これを使うのは、環境
のプレビュー機能
のGitHub Codespacesに接続する
をチェックしておきます。
Codespaces以外にも多くのプレビューがあるので、チェックするといいでしょう。
コードスペースに接続
をクリックすると、このような画面になります。GitHubにサインイン
をクリックすると、認証画面が表示されます。
これだけの権限を使いますという表示が出ます。Authorize GitHub
をクリックして承認します。このときパスワードは聞かれますが、多要素認証していてもコード入れさせられないんですね。
認可完了後、接続するレポジトリー、インスタンスの種類、アイドルタイムアウト(最大2時間)の設定ができます。
インスタンスタイプは4core/8GB RAM, 8core/16GB RAMのどちらかのようです。これ多分Windowsコンテナーなんでしょうかね。サーバーでのフォルダーはc:\workspaces\
配下に該当のレポジトリー名を新規フォルダーで作っているようです。
リモートなので、最初にgitのメールアドレスと名前を登録します。多分ずっと保持されるとは思います…多分(まだ再起動してない)。
作ったとき思ったのですが、VS code版に比べて最初に作るのがだいぶ早いような?接続されると、タイトルバーのところでリモートであることがわかります。
それ以外は全く変わらないようで、ぱっと見わからないですね。
デバッグ実行もできます。通信しているというようなストレスもあまり感じないですね。LiveShare的な通信しているのでしょうか。ローカルとあまり変わらないです。
右クリックメニューに関してはだいぶ違いますね。すっかり簡素ですし、拡張機能の類は使えないようです。
リモートで動いているので、デバッグのプロセスIDはローカルに存在していません。デバッグコンソールもローカルに出ていないので、GUIアプリのデバッグや特権が必要なアプリの開発はちょっと厳しいですね。
中がどうなっているか(多分コンテナーなのでしょうけど)わからないですが、今後としては、せめてリモートデスクトップでデバッグ中のGUIをクライアントに飛ばすってのは欲しいところですね。
ぱっと見、Codespacesが実行されているサーバーのコンソールにアクセスする方法やWinodwsフォルダーをみる方法は見つからなかったけど、何か見つけたら報告してみたい。
実行するサーバーが4core/8GB RAM, 8core/16GB RAMとなかなかリッチ(Aインスタンスかな?)なので、正式版になった後の料金が気になるところです。セルフホスト版もあるといいなぁ。