kkamegawa's weblog

Visual Studio,TFS,ALM,VSTS,DevOps関係のことについていろいろと書いていきます。Google Analyticsで解析を行っています

Botを使ってAzure DevOpsのリージョンを変更する

Azure DevOpsは世界の各地域で展開されており、Organization作成時のIPアドレスに基づいて自動決定されます(明示的に選ぶこともできます)。

昔はUSにしかなかったのですが、今は世界の大体の大陸が選択可能です。で、この昔作ったOrganizationはUSにしかなかったので、地理的に近いリージョンに持ってきたいという要望ももちろんあります。

以前は無料のBasicサポートを使って英語で移行を依頼するしかなかったのですが、今はBotでできるようになっています。簡単ですが、やり方を紹介します。

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上記のAzure DevOps Virtual Support Agentをクリックすると、Botのページに遷移します。

aka.ms

URLとしてはこちらですね。

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リージョン変更以外にもサポートチケットの発行ができるようです。

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Change Organization Regionを選択して、Click me to Sign inをクリックします。

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サインインするとき、別のタブでこんな風なランダムな数字が表示されます。それをBotの会話に入れると、サインインします。

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移動したいOrganizationのOwnerのアカウントでサインインするとき、Botに権限を与えます。User Profileの読み取りと、IDとグループの読み取り権限を与えます。不要になったらプロファイルページで取り消せばいいです。

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移動したいOrganizationを選択します。

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移動先のRegionと、移動作業していい日、コンタクト先のメールアドレスを選択します。日本リージョンには提供されていないので、一番近いEast Asiaを選択します。

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問題がなければYesをクリックしてください。日付などを変えたければI want to change somethingをクリックすればいいはずです。

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完了すればreference IDが出てくるので、何か問題あればこの番号を添えてサポートに依頼することになります。

英語のBotとはいえ、インタラクティブにできるのでとても便利になりました。あとは早く日本リージョンに来てほしいですね。

(2019/11/5追記)
週末の一日で移行してよ!ってスケジュールで依頼してましたが、2回失敗して(その都度メールが来ます)、3回目に11/1-5の間でやって!というリクエストでようやく成功してEast Asiaに引っ越しできました。移行スケジュールは少なくとも2-3日くらい見ておいたほうがいいようです。

失敗しても、再度チャットにログインすれば前回の状態を引き継いでいるので、移行予定日付を選択するだけです。もちろんスケジュールがとれないときはやめてもいいです。