kkamegawa's weblog

Visual Studio,TFS,ALM,VSTS,DevOps関係のことについていろいろと書いていきます。Google Analyticsで解析を行っています

Visual Studio Team Serviceのダッシュボードを使って作業を可視化する(20日目)

はじめに

VSTSのチームを開いたとき、ダッシュボードが表示されます。デフォルトでも必要十分な情報がありますが、やはりダッシュボードであるからにはwidgetを貼りたいものです。ということで、ダッシュボードのカスタマイズ方法を紹介します。

初期状態

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初期状態ではこんな感じですね。Dashboardの編集権限があるアカウントでは右下に鉛筆マークが出るので、ここをクリックして編集します。

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Welcomeタブをクリックすると、チームのWelcomeページが表示されます。これはwelcome.mdというファイルになっているので、それを編集すればいいです。

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右上のスパナアイコンをクリックすると、ダッシュボードにタブを追加できます。今回はBuildというタブを追加して、ビルドやリリース関係の情報を集めます。

Auto-refreshにチェックすると自動的に更新されます。ビルド状態のようにいつ変わるかわからないデータを表示するタブではチェックしましょう。

Widget紹介

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  • Assigned to Me : ログオンユーザーに割り当てられている作業を表示します。初期状態で表示されています。
  • Chart for Build History : 指定したビルド定義の成功・失敗および所要時間の概略をグラフにします。
  • Chart for Work Items : 指定した作業項目の種類に応じてグラフにします。

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  • Code Tile : コードリポジトリに対して変更された数を表示します
  • Deployment status : デプロイ状態を表示します
  • Embedded Webpage : 外部のページをiframeで表示します。

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  • Markdown : Markdownで書いた簡単なメモを表示します
  • New Work Item : 新規のWork Item(Backlog, Task, Featuresなど)を作ります
  • Other Links : Feedbackクライアントなどを起動するためのリンクです。

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  • Pull Requests : Pull Requestの一覧を表示します。
  • Query Results : Workタブで作成したクエリの実行結果を表示します。
  • Query Tile : 指定したクエリの件数を表示します。

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  • Release Definition Overview : リリース定義ごとの状態を表示します。
  • Requirements Quality : 要求項目に対する自動テストの品質を表示します
  • Sprint Burndown : スプリントのバーンダウンチャートです

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  • Sprint Capacity : スプリントごとの作業許容量です。これはわかりにくいので、次のSprint Overviewを使うことをお勧めします。
  • Sprint Overview : スプリントの残り時間と消化した作業の割合を表示します。
  • Team Members : チームに所属しているメンバーを表示します

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  • Team Rooms : あまり出来が良くないチャットみたいなやつです。SlackやOffice 365のTeamsを使ったほうがいいでしょう。
  • Test results trend : 指定したテストの品質をチャートにして表示します。
  • Visual Studio Shortcuts : Visual Studioを起動するためのリンクがあります。まぁ必要ないでしょう。

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  • Welcome : Welcomeページの内容です
  • Work Links : 作業項目のリンクです。

下にあるExtensions Gallaryをクリックすると、Widgetのギャラリーが表示されます。

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今日現在で24種類登録されています。GitHubとかAzure Application Insightsのウィジェットは結構便利そうです。FREEのものが多いですね。

ビルド関係のWidgetを追加する

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順番が変わりましたが、Buildタブにビルド関係のウィジェットを追加してみましょう。Markdownはビルド時の注意事項などを書いておけばいいでしょう。ウィジェット右上の…からスパナアイコンをクリックすると、ウィジェットの設定ができます。

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Chart for Build historyではTitleとビルド定義を指定します。一つのウィジェットに一つの定義しか設定できません。ビルド定義が増えた場合、タブを分割するとか、全部みるとか、ダッシュボードで工夫してください。以下同じです。

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Deployment Widgetでは、ビルド定義、ブランチ名、リリース環境名、テスト結果をどのグラフで見るか選択します。

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Release Definition overviewでは、参照するリリース定義を一つだけ指定します。

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Test results trendでは指定したビルドの単体テストの品質をグラフにします。

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ビルド関係のウィジェットを貼り付けてみました。いちいち定義を見なくても一覧で見えるので非常に便利ですね。

Widget SDK

www.visualstudio.com

WidgetはJavaScriptとhtmlで作ってzipにして公開することになるようですね。VSTSの全機能はまだWeb APIでアクセスできない…はずなので、一部に限られますが、外部サイトの情報を表示するのでもいいと思います。

まとめ

ダッシュボードでの視覚化は凝り始めるといろいろできますが、ビルドステータスとかは結構すぐに使えていいと思いますよ。