以前から簡単に動画、画像などを簡単に公開できるSway(「すうぇい」と読むそうです)とコンテンツ公開サービスのDocs.comが正式版として公開されました。Swayは特別なプラグインを使用しないHTML5でコンテンツを作ることができます。作ったSwayはDocsでも使用することができます。
Swayはドラッグアンドドロップでコンテンツを手軽に作ることができます。これで電子書籍を作っている人もいるそうです。リリース当初の紹介記事から根本は変わっていないので、こちらをどうぞ。
DocsはいってみればSlideShareのようなコンテンツ公開サービスです。ただ、SlideShareではPowerPointを公開するとき一度pdfを経由しないと意図通り出ないことが多いとか、アニメーションができないとか、ファイルをまるっと公開するだけとか、もうちょっと何とかなればいいのにと思うところもありました。
Docsは日本のOffice開発チームで開発されており、私やほかのMicrosoft MVPの面々が早期からずっと使ってフィードバックしていました。正式版でさらにUIよくなっていますね。今までOneDriveでの直接公開だとアクセス数が取れないのがいやだったのですが、こちらではちゃんと取れるので、今後はDocsで公開しようかなと思います。もちろんSlideShareにあるような高度なアクセス解析はまだないのですが、今後も継続して開発が続くようなので、期待です。
Docsではコンテンツを公開するだけではなく、複数のコンテンツをまとめてコレクションとして公開することができます。たとえば、VS OnlineのPowerPointのスライド、Wordのドキュメント、PDF、著作のURLなどの関連リンクをまとめたコレクションを作って、公開、ということも可能です。たとえば、私が@ITで書いたコンテンツをまとめたコレクションはこんな感じです。
実際にコンテンツを公開してみましょう。
Docsにサインインして「新規公開」をクリックします。
共有するファイルを選択します。OneDriveから選択します。SwayやOffice Mixからも公開可能です。ちなみにOneDriveからコンテンツを公開した場合、現在はコピーとして公開されるので、OneDrive側を更新してもDocs側には反映されません。
OneDriveからこんな感じのUIで選択します。
Docsから公開条件を設定します。タイトル、作成者、説明、タグを追記します。アクセス許可ではコメントを許可する、コンテンツのダウンロードを許可するといった条件を指定できます。ライセンスもCCとか設定できます。このあたりはSlideShareと全く同じですね。「完了」をクリックして終了です。
完了をクリックすればトップページに戻ります。トップページのカスタマイズもある程度できます。私のページの背景はSwayで作っています。今はSwayを背景にするにはちょっとコツがありますが、また紹介します。