kkamegawa's weblog

Visual Studio,TFS,ALM,VSTS,DevOps関係のことについていろいろと書いていきます。Google Analyticsで解析を行っています

誤解しやすいWindowsのデフォルトゲートウェイ

今日も会社で出た話題なんですが、Windowsではなぜか昔からデフォルトゲートウェイの設定がNIC単位に設定する場所があります。このプロパティはVistaIPv4のものですが、記憶している限りではNT3.1か3.5から変わっていないはず。ルータの機能が追加されたのはNT3.5からだったかな…。

できるからと言って、それぞれのNICにデフォルトゲートウェイを設定すると通信ができなくなって???と首をかしげる人がいるのは昔からよく見かけた光景でした。もちろん正解はrouteコマンドで明示的に設定して、問題なければ-pで保存する必要があります。-pをつけないと再起動時に忘れて、なぜだ〜と悩むのもよく見かける光景です。

c:\>route add -p ....

もともとNetBIOSがマルチホームを考えていなかったとか、それなりの理由はあるのでしょうけれど、TCP/IPのスタックをOSに実装したNT 3.1からちゃんとやってもよかったと思うんですけどね。この仕様になった理由をThe Old New Thingかどこかで解説してほしいな…VistaではTCP/IPスタックを書き直したという話なんで、この辺のUIも変わってほしかったけど、IPv4がおまけみたいな扱いになっているからやらなかったのかな。