実はダビンチコードを見に行こうと思っていたのですが、あまりの客の多さにめげました…だって、開始一時間ちょっと前でもう売り切れなんだもの!(日比谷の日劇は完全入れ替え制)
で、気になっていたこのプロデューサーズを見に行ってきました。ちなみにダビンチコードと同じところで上映していた、本日封切りのポセイドンはまったく閑散としていたようです。ポセイドンはヒルズの映画館がサウンドとかデジタル再生とかでいいらしいので、ヒルズに行ってみようかと思っています。
さて、本編です。ある日会計士と、昔は有能だったプロデューサーがある日「巨額の資金を集めて一日で打ち切られるような駄作を作り、しかも費用はとことんまで切り詰めたら粉飾決算で儲かる!」ということに気がついて、最低の脚本、最低の演出家(これは別の意味で最低でも最高でもあった?)、最低の役者集めに奔走します。
もちろん、まともな企業とかは相手にしてくれるわけがないので、資金提供はそれこそ昔のパトロン制のように暇とお金をもてあましているおばあちゃん(!)たち。プロデューサーとジゴロは紙一重というのは誰かが言ったかもしれません。
脚本はなんとヒットラーもの。ナチに入れあげているリープキンが書き上げた駄作をニューハーフチームのデ・ブリーとギアが演出していよいよ開演。予想通り開始数分で気分を害して立ち去る観客…が、そこには開始前のアクシデントで思わぬ方向に進むのでした…。
ネタはミュージカルの要素をあちこちに入れていてなかなか楽しい。「ミュージカルの歌と踊りができない」といいつつ、「あんたプロだろ!」というような歌と踊りを随所で見せるレオ。おばあちゃんのご機嫌取りは誰よりもうまいマックス。絵作りもバタ臭い感じの色がよく似合っています。
一つ疑問なんだけれど、ヒットになりそうなんだったら、そのまま上演してもよかったのでは?キャッツほどは無理でも、ロングランとかになったら軽く元が取れそうな気がするんだけれど…。
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