kkamegawa's weblog

Visual Studio,TFS,ALM,VSTS,DevOps関係のことについていろいろと書いていきます。Google Analyticsで解析を行っています

Azure DevOps 2023/2/7の更新

Azure DevOps Sprint 216リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

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さすがにもういないような気がしますが、Red Hat Enterprise Linux 6を使っている場合、エージェントの更新が行われなくなります。エージェント2.xで使っている.NET Core 3.1がEOLになったためですね。明示的に使っていることを警告するための設定が必要になるので、注意してください。

作業項目の項目そのものは編集できないけど、discussionに追記だけできる権限というのはいいですね。例えばstakeholderライセンスの人は自動的にEdit work item comments in this node権限を割り当てるとかレポジトリのコミット権限がない人に自動的に割り当てるとか良さそうですね。

記事中では数十のステージ使っている場合見づらいからサイドパネル追加したとかありますが、そんなたくさんのステージあるのはMicrosoftの中だけなのでは😅と思ってしまいますが、まぁ便利…かな?

Grant access permission to all pipelinesが無効になっている場合、この権限を確認してください。個人レベルで使っている場合多分organization administratorを持っているので問題にならないと思いますが、組織で使う場合事故が起きにくくなりそうでいいですね。

ダッシュボードのコピー機能がデフォルト有効になるそうです。今まではfeature flagで明示的に有効にしないといけませんでしたが、これが消えるそうですね。feature flagはうまく使っていたら便利なものの、「いつ消す」という問題は常にあるので、リファクタリング同様定期的にやるのは大変です。

今回小規模だったからか、二週間でリリースされましたが、次は三週間後でしょうか?

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Azure DevOps 2023/1/25の更新

Azure DevOps Sprint 215リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

learn.microsoft.com

本文はDeepLで下翻訳して、微調整しているのですが、各パラグラフのタイトルはDeepLではなく、自分で考えています。GitHub Copilot有効なVS Codeで日本語考えて少しずつ入れていると、上の英文見てそこそこの翻訳をサジェストしてくれるんですよ。技術翻訳とかではかなり助かるというか、焦ります😅。

今回はBoardsでプロセスをカスタムした場合、オーナーがpicklistをロックできるようになりました。これで他人による意図しないカスタムを防ぐことができるようになります。Swimlaneの色分けもいいですね。例えば重大問題であればちょっと薄い赤色とか設定して、一番上にもっていくとか便利です。

PATの権限管理をさらに細かくし始めています。次のスプリントでも変更があるので、現行のざっくりPATでやっている場合、意図せず動かなくなることがありますので、要注意。たぶん大体は大丈夫だと思いますけど。

承認プロセスは企業ではよくつかわれるシナリオです。大体時間、人による承認が多いと思いますが、REST APIでデプロイ先の状態がどうか確認してOKならリリースするというケースもあります。そんな時、今までは定義済みの変数か、変数グループのみ使用可能でしたが、YAMLテンプレートでの実行時に設定した値を渡すことができるようになりました。

リリースノートではリトライ数を変数に保存して渡しています。ほかにも例えばDurable Functionのモニタリングでデプロイ後の状態を一定期間繰り返しチェックする、といったケースで有用かなと思います。

推測可能な短い値はそもそもシークレットマスクしない、というのも地味だけど便利ですね。

パイプラインエージェントが.NET 6ベースのv3に移行します。それに伴い動かなくなるOSがちらほら出てきます(CentOS/RHEL 6やmacOS 10.14など)。大規模な環境では気づかないエージェントもあるかもしれないので、添付スクリプトを実行して確認しましょう。

Wikiのサブページをテーブルにしてくれる[[_TOSP_]]がサポートされたのはうれしいです。使ってみてください。

ではまた三週間後。

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個人用Microsoftアカウントを変更したらやらないといけないこと

ちょっと個人的な事情で普段使いのMicrosoftアカウント(ここではAzure ADベースではなく、個人用のアカウントのほう)を変えたんですよ。そしたらドツボにはまってさあ大変です。もう半年以上になるのにまだ苦労しています。

経緯

もともとメインのアカウントがあって、Microsoft MVPを受賞したときに公開プロフィールにメールアドレス公開しておくといいよ、と教えてもらいました(実際いろいろいいことはありました)。でも、「これそのままサインインにつかうのはいやだな」ということでエイリアスを作って、そちらをメールアドレスとして公開していました。サインインに使うMSアカウントは秘密、その時はそれでよかったのですが、時代が下がってMicrosoftがだんだんAzure ADベースになってきてちょっと雲行きが怪しくなってきます(個人的に。IDとしてはいいことです)。

そこで意を決してエイリアスとプライマリアカウントを入れ替えることにしました。

Outlook.com でメール エイリアスを追加または削除する - Microsoft サポート

ここがドツボの始まりだったのですが、もうどうしようもなくなっていたのでやらないといけません。会社で実験用のPCで一度outlookではないメールアドレスで作っていたMSアカウントに紐づくメールアドレスを別のものに切り替えてもOSログインとして問題ないことはわかっていたので気楽に始めたのですが…。

結果

結婚した場合などでお役所や銀行、各種機関に姓名変更の手続きすると思いますが、あれと同じです…同じmicrosoft.com内だから一度変更すると追従するだろうと思っていた自分が甘かった。

認証としてはhotmail.co.jpからoutlook.co.jpへ移行したとしても、Microsoftが管理するIdentityとしては変わらない(MFAとかはちゃんと来る)、のですが、登録されているメールアドレスとしては古いhotmail.co.jpです。気持ち悪いので変えます。

Azure

Azureのサポートに所有者変更のサポートリクエストを出します。注意点として、hotmail.co.jpで作っていたテナントでは新しいoutlook.co.jpのユーザーは別です。なので、hotmail.comテナントにoutlook.co.jpユーザーをゲスト追加して、管理者権限与えないといけません。それいやだといったら、別解として「新しいoutlook.co.jpでテナント作って、そちらにサブスクリプションを移行しますか?」という提案がありました(これもサポートでできます)。

まじか…。テナント変わるとご存じの通りRBACとかやり直しです。一応実験用なのでそんなに痛くはないのですが、それもなーということでゲスト運用の案をのみました。

あ、サブスクリプション所有者が一時的に消えますが、サインインできる状態であれば自分で割付はできます。

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ちなみにへたするとサブスクリプションの課金がかかりそうになりますが、Visual Studioサブスクリプション特典などの無償枠であれば言ったら免除される可能性がありますのでお早めに。一か月有効な無償枠であればその時期は変更やらないほうがいいでしょう。

Visual Studioサブスクリプション

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これは英語でやり取りしたほうが早いですというか最後は英語になります。Visual StudioのIDEにサインインするMSアカウントは自動的に変更を認識して追従されますが、VSサブスクリプションの特典の紐づけが怪しくなるのでやらないといけません(実際サインイン切れそうになった)。

こちらhttps://my.visualstudio.com/GetHelp?mkt=en-usからヘルプのチケットを作成すると英語で問い合わせ来るはずです。

注意点として、リセットされるとAzureのサブスクリプションが新しく発行できるように見えるのですが、これを発行すると既存のVisual Studioサブスクリプション特典で発行したAzureサブスクリプションが無効化されます。同時に使えるサブスクリプションは一つだけということですね。何らかの事情で0リセットしたい場合はここでサブスクリプションを新規に発行すればいいようです。

古いサブスクリプションを戻したい場合、新しく発行してしまったサブスクリプションを無効化した後、サポートにいえば無効化された旧サブスクリプションを使用可能状態に戻してもらえます。

教育系

learnの資格は…あ、変更されている?この前は変わってなかったんですがどうしたのだろう。そのほか大企業向けのプログラムで教育コンテンツが使える人はそこの中で関連付け変更依頼をしてください(やっとやった)。

ブラウザ

ChromeとかEdgeでサインインプロファイルを旧アカウントで使っている場合、一度サインアウトしましょう。

そのほか

何かあったかなぁ?思い出したら追記します。

Azure DevOps 2023/1/12の更新

2023年最初のAzure DevOps Sprint 214リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

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今回ようやくというか、YAMLテンプレートがAzure Pipelinesのエディタでサポートされることになりました。待ち望んでましたよ。YAMLのテンプレートいいのですが、内容を横で見ながらじゃないと編集するの大変だったのでありがたいです。

拡張機能の権限がこっそり変わってしまうことはブラウザーの拡張機能やモバイルアプリでしばしば起きている問題だと思います。継続的にいつでも確認できるのはいいですね。欲を言えば権限が変わるときに管理者への通知が欲しいところですが、Service hookとか、監査の通知でできるようにならないかな。

Delivery Plansのカードの拡張に引っ張られてTarget Dateも追尾するとかは面白いですね。使っている人はより便利になりそうです。

Build.DefinitionFolderPathはAzure Pipelineが配置されているフォルダー(Gitなどのソース管理ではなく、Azure Pipelinesの定義を格納しているフォルダー構成)の場所が取れるようになるそうです。たぶんPipelineを使ったり定義したりする人にはほとんど恩恵がなくて、拡張機能を開発する人にうれしいのでしょう。

ではまた三週間後。

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