ちょっとはまったのと、将来的にはあんまり意味がなくなるエントリですが…。お約束ですが、10/5時点の情報です。
Visual Studio Onlineはリリースに承認フローを提供するソフトである、Release Managementをサポートしています。サーバとして動作するので、クライアントだけあれば承認フローを作ることができます。ただ、Azureを使う場合、ちょっとはまるというか、過渡期で使いづらくなっています。
Release Managementは2015でもほとんど変わらなかったので、おそらく次のUpdate1でWebベースのものになってリッチクライアントはフェードアウトしていくんでしょうかね…その時点でAzureのARM対応もしてもらわないと困るなぁ。
Release ManagementからAzure
Azureの仮想マシンをデプロイ対象にすることができますが、実は仮想マシン(クラッシック)しかサポートしていないようです。Azure Resource Managerで作ったv2仕様の仮想マシンは認識してくれません。
Release ManagementからVS Onlineのビルドを呼び出す
Release ManagementからVS Onlineにあるビルド定義を呼び出して、リリースのトリガーとすることができますが、XAMLビルド(最初からあるビルドシステム)しかサポートしていないようです。以前の記事でも書いたように、2016/9/1をもってXAMLビルドのサポートが終わることが決まっているので、もう新規で作らないほうがいいでしょう。
VS OnlineからAzureのLoad Testを呼び出す
VS Onlineの機能ですが、Azureのデータセンターを使って任意のURLの負荷テストを実施することができます。AzureのサブスクリプションはサブスクリプションIDとpublishsettingsファイルの長いBASE64エンコードされた値でデプロイはできるのですが、負荷テストは明示的に認証のIDとパスワードを与えないといけないようです。
New Service Endpointから"Generic"を選択して、Server URLは自分のVS Onlineのアカウント。User NameとPasswordはAlternative Authenticationで設定した外部認証のUser/Passwordを使用します。