kkamegawa's weblog

Visual Studio,TFS,ALM,VSTS,DevOps関係のことについていろいろと書いていきます。Google Analyticsで解析を行っています

TFSとVSSの間を埋めるもの

ほしいんですけれど…周りの多くはSubversionでしょうか。

  • 昨今の経済状況やセキュリティの問題で新しいサーバーを立てられない
  • Visual SourceSafeは多くの人数で本格的な開発に向かない
  • しかしTeam Foundation Serverはちょっと高いのと運用が大変(選任に近い人間が必要)

で、いつも製品情報の公式サイトばかり見ているので気付かなかったのですが、日本語版wikipediaの間違いっぷり、すごいな…ここまではっきり分かる間違いはそうない。
wikipedia:Microsoft_Visual_SourceSafe

Unicode (UTF-8) で記載されたソースコードはバイナリファイルとして保存するしかなく、Unicodeの使用が基本とされたVisual Studio 2002以降では更新差分の確認ができないなどの問題があった。
最新バージョンの2005ではWindows SharePoint Services上に構築された中央管理サーバのWebサービスに対して、各クライアントがHTTPプロトコルを使用してアクセスする方式に変更され、リポジトリはサーバ上のMicrosoft SQL Server上に構築するよう変更された。Unicodeに正式対応したほか、HTTPプロトコルの使用により、複数拠点に分散してのチーム開発が行いやすくなった。

Unicode(UTF-8)で問題になったのはXMLファイルとか、WSDLファイルといったUTF-8前提のファイルがあったからですね。私はC++でばかり使っていましたが、C++の場合は普通にShift-JISだったので、Webサービスを呼び出すプログラム作ってあれと思ったくらいです。
Visual Source SafeはSQL ServerもWindows SharePoint Servicesも使いません。このあたりはTeam Foundation Serverと勘違いされているようですね。VSSもTFS 2008も中央リポジトリのはずなので、分散開発がしやすいかというと、それはちょっと疑問。MS社内で使っている事例も中央リポジトリだったと記憶しています。違った?ちなみに英語版はざっと見ただけだけどまとも。
wikipedia:en:Visual_SourceSafe
話を戻して。この位の製品(Essentials?)があれば、もう少し取り込めるかなぁと思うのですが。

  • バグトラッキング(WorkItem程ではないけれど)はほしい。WSSのようなプロジェクトポータルまでは不要だが、WSSと連携できるようになっていれば(RSSなどでOK)、うれしい。
  • Build Serverはなくてもいい
  • TFSへの移行ができるパスがあれば、リポジトリの上限はあってもいい(4GBとか)
  • コマンド一発でバックアップ/リストアができるくらい簡単な運用
  • マルチチェックアウト/マージ
  • 20人くらいは同時に使えるように
  • Subversionと同様に、ファイル共有でもバージョン管理ができれば。

どうでしょう?このくらいのサーバーソフトが15万位であれば、VSSの移行とか考えないでしょうかね?今ならばクラウドの時代?ということで、Exchange Online同様、Version Control Onlineとかこんな条件でいかがでしょう?

  • プロジェクトごとに初期費用5000円
  • リポジトリ上限4GB(月額追加料金で増設可)
  • バグトラッキング付き
  • 20人くらいのコミット権限ユーザーOKで、コミット権限は1050円/月
  • ダウンロードおよび、プロジェクトレポート見るだけならば無料
  • 追加料金でプロジェクトポータル(SharePoint Onelineとの連携でもいいけど)
  • 応相談で、バージョンを指定してVSのソリューション形式でexportする機能

このくらいの値段でサービスしたら使ってもいいかなぁというところはあると思うのですが…どうでしょう?