kkamegawa's weblog

Visual Studio,TFS,ALM,VSTS,DevOps関係のことについていろいろと書いていきます。Google Analyticsで解析を行っています

Visual Studio Team ServicesのリポジトリをUnity Cloud Buildでビルドする

という案内が来ていたので、早速やってもらいました。いろいろ試してみようということで、@kaorun55にUnityのサンプルを作ってもらって、Unity Cloud Build連携をやってみました。
Unity Cloud Buildがプライベートリポジトリにアクセスするためには、SSHサポートが必須です。基本的に無料でプライベート(のみだけど)で、リポジトリサイズの制限がないVisual Studio Team ServicesはUnityに向いています。ゲームとかアセットめっちゃ多く、リポジトリ大きくなりがちですからね。では、早速やってみましょう。

VSTSのSSH clone URIを取得する

VSTSのリポジトリからclone用のURIを取得します。ここで注意するのは、httpsではなく、sshのURIを選択してください。 f:id:kkamegawa:20160510051139p:plain

Unity Cloud Buildの準備

これは既にやられている方が多いはずなのですが、一応。 f:id:kkamegawa:20160510051143p:plain

https://build.cloud.unity3d.com にアクセスしてプロジェクトを作ります。

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サーバのURIをペーストします。必ずssh URIを指定してください。バージョン管理はGitのみです。

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ビルド対象プラットフォームを選択します。

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必要な設定をします。自動ビルドをONにしておけばGitにcommitしたタイミングでビルドがかかります。Freeプランなので、60分程度の待ちがあるそうですが、どうもそれじゃすまないような…いいですけど。あとFreeだと1GBまでなので、あまり大きなのはできないですね。

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SSHの秘密鍵が表示されるので、ここを全部選択して、コピーします。

VSTSにSSH鍵を登録する

VSTSに秘密鍵を登録します。https://アカウント.visualstudio.com/_details/security/keys にアクセスして、鍵を登録します。

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Descriptionには区別しやすい名前、Key DataにUnity Cloud Buildで作成された秘密鍵をペーストします。

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SSH秘密鍵が登録されました。これでこのユーザー(私ですが)がアクセス可能なリポジトリにSSH経由でアクセスすることが可能になります。

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で、commitするとこんな風に自動ビルドが行われます。これはすごくシンプルなやつですが44分(待ち時間込?)もかかってますね(^^;。

まとめ

SSHなので、もちろんMacやLinuxで作った秘密鍵を登録することも可能です。Git Credencial Managerとか使わなくてもVSTSにアクセスすることが可能になります。もちろんBash on Ubuntu on WindowsにSSH秘密鍵を登録しておけばWindows 10のBashからでも普通にアクセスできます。

いろいろ足りないところもあると思いますが、もしよかったらVSTSも使ってみてください。SSHサポートはTFS 2015 Update3にも入るとのことなので、将来的にはオンプレミスでも可能になるはずです。